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受給権者の申出による支給停止

厚年26-3

 受給権者の申出による年金たる保険給付の支給
停止について、この申出は、老齢基礎年金と老齢
厚生年金のような支給事由が同一の年金がある場
合には同時に行わなければならない。
 

■■解説■■

 「自分は十分にお金があるので年金はいりませ
ん」という奇特な人が、自発的に自分の年金に支
給停止をかけるための制度です。

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 ポイントがいくつかあります。

one 全額停止しか選択肢はない

 この制度で可能なのは、「全額停止」のみです。
一部停止はできません。

two いつでも撤回することができる

 いちど申出をした人でも、いつでもこの申出を
撤回することができます。

 ただし、撤回をしても、いままで支給停止にな
っていた分はもう返ってきません。あくまでも、
撤回した翌月分から支給が再開するだけです
(下の問題参照)。

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 本問で訊かれたのは、老齢基礎年金と老齢厚生
年金の双方を受給している人が申出による支給停
止をする場合、

・ 双方同時に支給停止をかけなければならない
  のか

・ 片方ずつ支給停止をかけられるのか

という点です。

 結論は、片方ずつ支給停止がかけられます。

 老齢基礎年金のみ停止、老齢厚生年金のみ停止、
双方とも停止、と3つの中から自由に選択すること
ができます。 

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 20年には、こんな問題も厚生年金保険法から
出題されています。

20-7
 厚生年金保険法第38条の2に規定される受給
権者の申出による年金たる保険給付の支給停止は、
申出を行った日の属する月の翌月分から支給停止
される。また、支給停止の申出を撤回したときは、
その旨の申出を行った日の属する月の翌月分から
支給が開始される。

この問題の答え>〇

支給停止の原則通りです。

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本問の答え>☓ 

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