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国民年金の給付

国年26-3
 
 国民年金は、国民の老齢、障害又は死亡に
関して必要な保険給付を行うものとされ、国民
年金法に基づくすべての給付は保険原理に
より行われる。 

■■解説■■

 国民年金は「国民年金法」なのに、

 厚生年金は「厚生年金【保険】法」。

 今日は、そういう話です。

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 どうして、法律の名前に「保険」が入ったり
入らなかったりするのでしょう。

 これが、問題文に登場する「保険原理」です。

 保険という仕組み。つまり、

1 保険料を払う

2 事故が起こったときに、保険給付を受ける

 簡単に言ってしまえば、これが「保険原理」
です。

 例えば、老齢の年金であれば、

1 保険料を払う

2 老齢という事故が起こる(一定の年齢に達
 する)と、老齢の年金がもらえる

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 国民年金も現在はほとんどが「保険原理」で
給付が行われていますが、国民年金法施行当初
(昭和34年11月~)は福祉の仕組みに基づく
年金が支給されていました。

 既にその時点でお年寄りになっていた人に老齢
福祉年金を、既にその時点で障害者だった人に
障害福祉年金を、といったように。

 だから、「国民年金【保険】法」ではなく、「国民
年金法」なのです。

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 現在の国民年金法にも、福祉の仕組みを色濃く
残している給付があります。

 20歳前障害基礎年金です。

 20歳前障害基礎年金は、いわば保険料を1円
も払わずとももらえる年金です。

 つまり、「保険原理」には立っていないわけです。

 だからこそ、支給停止事由が他の障害基礎年金
より格段に多く規定されています。

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 ということで、問題文中「すべての給付は保険
原理により行われる」という部分が誤りです。

本問の答え>☓ 

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コメント

こんにちは MSK です。

社労士講座受講中に、よく年金科目を得意科目にすると択一式の試験問題で高得点が狙える(つまり合格できる確率が増える)という事を耳にしました。
実際に自分も2回目以降の受験では、どちらかと言うと得意科目だと暗示を掛けながら、解いていました(笑)

もちろん、どの科目でも基準点に到達しなければ、足切りされてしまうので注意が必要なのは当然だと思いますが、国民年金 10問、厚生年金 10問、時には社会保険一般で1問程度出題されますから、得意科目にして得点源にしない手はないなと思ってました。

ただ全般的に年金科目はとっつきにくいし、合算対象期間とか、障害年金の規定だったり、厚年の在職老齢年金、雇用保険との支給調整等々、覚えることが山のようにあります。

結果として、遠回りになってしまいましたが、1回目の受験後に、年金アドバイザー試験を受けてみて、老齢、障害、遺族年金等、各種年金の計算方法だったり、被保険者期間の期間の算定の仕方だったりを勉強しているうちに、すごく年金の事に興味が持てるようなりました。そこから、社労士試験の勉強をしてみると、今までよく理解できなかった所が少しずつですが理解できるようになっていったと思います。

今、また年金アドバイザー2級の試験に向けて準備をしていますが、なんかわくわくして講義を受けています。近い将来、年金相談だったり、受給手続きのお手伝いが出来るようになって、まだ受給出来ないでいる方々の役に立てたらいいなと思っている所です。

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