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特別支給の老齢厚生年金

厚年24-2

 老齢厚生年金の受給資格要件を満たす65歳
以上の者が老齢厚生年金を受給するためには、
厚生年金保険の被保険者期間が1か月以上必要
であり、同要件を満たす60歳以上65歳未満
の者が特別支給の老齢厚生年金を受給するため
には、当該被保険者期間が1年以上必要である。 

■■解説■■

 年金科目の中でも特に難しいのが、老齢厚生
年金、その中でも特別支給の老齢厚生年金です。

 なぜ、難しい(難しく感じる)のかというと、
経過措置が多いからです。

 旧法の老齢年金の仕組みを引きずってきてい
る部分、それを段階的に解消しようとしている
部分等が多くあるため、制度を複雑にしていま
す。

 一つの方法として、先に65歳以後の(本来
の)老齢厚生年金から勉強するというのもよい
かもしれません。

 こちらは、老齢基礎年金と共通に考えられる
部分が多く、制度も比較的シンプルです。

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 特別支給の老齢厚生年金と、65歳以上の
本来の老齢厚生年金。比較するために条文を
見てみましょう。

 まずは、65歳以上の本来の老齢厚生年金
です。

第42条
 老齢厚生年金は、被保険者期間を有する者
次の各号に該当するに至ったときに、その
者に支給する。
 1 65歳以上であること
 2 保険料納付済期間と保険料免除期間と
を合算した期間が25年以上であること

 

 次に、特別支給の老齢厚生年金です。

法附則第8条
 当分の間、65歳未満の者(略)が次の各
号のいずれにも該当するに至ったときは、そ
の者に老齢厚生年金を支給する。
 1 60歳以上であること
 2 1年以上の被保険者期間を有すること
 3 第42条第2号に該当すること

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 違いは明らかです。

 65歳以上の本来の老齢厚生年金は、単に

    「被保険者期間を有する者」

と言っているのに対し、

 特別支給の老齢厚生年金は、

 「1年以上の被保険者期間を有すること」

と言っています。

 「被保険者期間を有する」と言えば、たと
え1か月であっても被保険者期間を有してい
れば「有する」ということになります。

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本問の答え>○ 

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