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法改正事項(7)

 来年試験に向けての法改正事項。

 第7回の今日は、国民年金法の改正事項に
ついてご紹介いたします。

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 国民年金保険料の徴収権の時効は、2年です。

 つまり、保険料を2年滞納(未納)すると、それ
以後は、保険者である政府から強制的に徴収
することもできませんし、被保険者からそれを
納めることもできません。

 2年経過すると、その月の滞納(未納)が確定
するということです。

 このたび、この滞納(未納)保険料を

         10年

遡って納めることができる制度(後納(こうのう)
制度)ができました。

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 受験対策的に押さえるべき点を、いくつか
挙げていきます。

one 対象は未納期間のみ

 国民年金で「10年遡る」と聞くと、みなさん
が真っ先に思い出すのが「追納」だと思います。

 しかし「追納」の対象は、あくまでも「免除
期間」です。

 混同しないようにしましょう。

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two 期間限定の措置

 後納制度を活用して10年遡って保険料を
納めることができるのは、

  平成24年10月~平成27年9月

までの、3年間だけです。

 よって、後納できる一番昔の保険料は、
平成24年10月に制度が始まった時点
では、平成14年10月分ということになります。

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three 後納できない人がいる

    老齢基礎年金の受給権者

は、後納することができません。

 ですから、65歳以上の方は受給資格期間を
満たしていないような場合を除き、原則として
後納できません。

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four 後納は古い保険料から順に

 後納する際には、過去10年内にある滞納
(未納)期間のうち、自分の好きなところを
選んでできるわけではありません。

 後納可能な期間のうち、古い分から納付する
ことになります。

 また、その際には、当時の保険料ではなく、
一定の加算額がプラスされることがあります。

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five 時効消滅した部分だけが対象

 過去10年全て滞納(未納)の人がいた場合、
時効消滅していない過去2年分については、
後納制度の対象になりません(この2年分は
普通に遅れて納めればよい)。

 あくまでも、後納制度の対象になるのは、
2年より前から10年前までの滞納(未納)
保険料です。

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 条文の表現の仕方は、今年用のテキストが
きたら各自見てみてください。

 今は制度の概要を押さえておけば十分で
しょう。

 今回で、来年試験に向けての法改正事項の
シリーズは終了いたします。

 もちろん、来年試験に向けての法改正事項
はこれだけにとどまりません。

 ただ、これらはいずれもこれからみなさんが
本格的に科目ごとの勉強を進めていく中で、
又は来年4月以降にある「法改正まとめ」の
中で押さえておけばよいものです。

 今年の試験で結果を出すことができなかっ
た方は、

 まず、今年の自分に何が足りなかったのか。

 そしてその足りなかったところを今年はどう
やって埋めていくのか。

 その辺りをしっかりと総括してから、来年に
向けての勉強を始めていってください。

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