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模試の有効活用法(1)

 
 久しぶりの更新です。

 いろいろな資格学校で、模擬試験が行われています。

 昨年も同じことを書きましたが、模試の有効な活用法について
書いてみたいと思います。

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 模試は本試験ではない!

 「当たり前や~」なんですが、模試は本試験ではないということ
は「模試でよい点数をとる必要はない」ということです。

 みなさんが確実に点数を取らなければいけないのは、

          1年に1回だけ

8月の本試験の時だけです。

 ですから、模試で結果が何点であろうが、それは全く関係あり
ません。

 模試はあくまでも「模擬」試験、つまり練習です。

 野球のバッターで言えば、自分の苦手なコースに球を投げて
もらって、その球を打てるようにする。これと同じです。

* もちろんこれはストライクコースの中で、です。クソボール
 (正答率が極端に低い問題)を打てるようにする訓練は必要
ありません。

 元々自分が打てるコースの球を投げてもらっても、練習には
なりません。

 自分の打てないコースの球を打てるようになるために、そんな
球を投げてもらう。何回か投げてもらううちに、打てるようになる。

 模試でも、自分ではわかっていたつもりの問題ができなかった。
しっかり復習することで、次からはできるようになる。

 これが模試の目的です。

 結果の点数は全く関係ありません。それよりは、自分ができなっ
た問題をしっかり復習して、次に同じ問題が出たらできるように
する。

 これを心がけてください。

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 全部の問題ができなくてもいい!

 問題を復習する時に、全ての問題を復習する時間を取れる方は
全部復習するのがもちろんベストです。

 しかし、働きながら勉強していたり、なんらかの理由でそんなに
時間に余裕のない方もいらっしゃいます。

 そういう方は、模試の結果が返ってきた時に、各問題の「正答率」
に着目して、正答率が50%以上で自分が間違えている問題、これ
をまずはしっかりと復習するようにしましょう(特に正答率が7割を
超えているような問題で自分が間違えたものは、完璧な復習が必
要です)。

 逆に、正答率が3割を切るような問題は、復習は後回しで構いま
せん。特に、5肢択一の択一式は当てずっぽうにマークしたって確
率で2割の正答率はでるはずですから、正答率がこれを割っている
ような問題は問題の方がおかしいのです。

 社労士試験は、「○○点取れば必ず合格する」という絶対評価の
試験ではありません。

 つまり、ほとんどの人ができない問題は自分もできなくて良い、
裏を返せば、多くの人が出来ている問題を自分が落とすと痛いと
いうことです。

 本試験では、例年、正答率が50%以上の問題を全て正解すれば
択一式で40点以上取れます(合格点は大体40点台半ば)。

      多くの人ができる問題をポロポロ落とす
             ↓
   正答率の低い問題(難しい問題)で得点しなければいけない
             ↓
      難しいことまで勉強しなければならない
             ↓
          受験の長期化

 こんな悪循環に入るとドツボです。下のような良い循環に入りま
しょう。

        基本事項をしっかり勉強する
             ↓
    多くの人ができる問題を自分も確実にできるようになる
             ↓
    難解なことにまで手を出さなくても短期で合格!

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 次回に、続きます。

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コメント

McKさん、アドバイスありがとうございます。
合格体験記も拝見しましたが、兎にも角にも択一対策ですね。感覚的には
択一:選択=9:1、いやそれ以上でしょうか。

私事で恐縮ですが会社で異動になり、この大事な時期に今週はほとんど勉強できませんでした。やまねこ先生の法改正の講義にも出れず…w

でも何とか諦めずに頑張りたいと思います。先ずは択一のトレ問回転ですね!またアドバイスいただければ嬉しいです。

ありがとうございました。

 McKさん

 合格者の立場からのアドバイス、ありがとうございます。

 今年受験される方に、大変参考になることと思います。

やまねこ先生、受験生の皆さまこんにちは。
平成23年合格の岩田健一です。
(合格者体験記を載せていただきました。)
僭越ながら私からもアドバイスさせていただきたい
と思います。

初学者および択一が合格レベルに達していない人は
選択式の復習は捨ててください。
はっきり言ってそんなに復習する時間はないはずです。

私は大原の模試を2回とTACの模試を2回の計4回
模試を受けました。
択一の過去問を回転させながら、模試の復習までやってる
と恐ろしく時間が足りません。

私の経験上、模試の復習をきっちりやろうとすると、
1回の模試の、1教科につき1時間はかかります。
全部で8教科ですので、1回の模試の復習だけで
8時間かかる計算になります。
(この場合の「きっちり」とは、択一選択両方の出題
箇所を、テキストから探しチェックを入れ、理解して
頭に叩き込む過程を言います。)
4回の模試をすべて復習するには24時間かかり、
この時間を他の勉強(択一過去問の回転)
に使えなくなります。
これはもったいないです。

体験記にも書きましたが、選択式は恐ろしく運の要素が
強いです。そんな(無駄な)ことに力を入れるぐらいなら
確実に点数を伸ばせる択一対策が重要です。
と、いうより択一で合格点取れないと選択式での
合格はあり得ません。
(やまねこ先生の話によると、昔選択式が記述式だった
ころは、択一が合格点取れないと、記述の採点すら
してもらえなかったようです。つまり、択一が一次試験、
記述が二次試験の要素をもっていたわけです。
二次試験を受けるには一次試験を合格しなければ
ならないわけですから、まずは一次試験突破が重要である
ことは自明の理です。)

この時期は、模試の結果に絶望しやすいですが、
あきらめずに頑張ってください。
模試は本試験と比べても遜色ないぐらい難しいです。
逆に模試の方が難しいぐらいかもしれません。
私は最後の模試(大原の2回目の模試)で
やっと合格レベルの点数を取ることができました。
それ以外は基準点に達していませんでした。
実際、本試験でも選択式社一が1点足りず、
合格発表で救済が分かるまでは落ちたと思ってました。

ここで絶望せずに頑張れるかどうかが合格への
分かれ道です。
ここで絶望せず頑張った人だけが合格レベルに
達することができます。

私も何度もくじけそうになりました。
しかし、やまねこ先生の励ましの言葉でなんとか
歯を食いしばってやりぬくことができました。

今が一番苦しい時期だと思います。
また、焦る時期でもあります。
皆さんもどうか諦めずに続けてください。
継続は力なり。諦めず、焦らず、
淡々と続けた人だけが勝ち残れます。

皆さんが合格されることを祈っています。

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