« 積み残しの法改正-2 | トップページ | 積み残しの法改正-4 »

積み残しの法改正-3

今日は、健康保険法です。

-----------------------

 まずは、一般保険料率の上限の改正です。

 協会健保及び組合健保の一般保険料率の上限が、
従来の1,000分の100から

        1,000分の120

へ引き上げられました。

 これは、単純に数字の問題ですので覚えておき
ましょう。

-----------------------

 もう1つご紹介します。

 定年退職者以外の者の同日得喪に係る改正です。

 順を追って説明します。

 まず、そもそもの話として、同一の事業所において
雇用契約上いったん退職した者が、1日の空白も
なく引き続き再雇用された場合、その者の事実上の
使用関係は中断することなく存続していますから、
被保険者の資格は継続します。

 つまり、そのような場合に、資格喪失→資格取得
という手続きを採ることは認められません。

-----------------------

 ただし、特別支給の老齢厚生年金の受給権者で
ある被保険者であって、「定年で」退職した後に
継続して再雇用される者に限り、その時点で使用
関係がいったん中断したものとみなして、資格喪失
→資格取得の手続を採ることが例外的に認められ
ていました。

 理由は、在職老齢年金です。

 つまり、いちど資格喪失→資格取得の手続を
採れば、再雇用後の賃金が下がったような場合に、
随時改定を待たずに、資格取得時決定により、
その月から標準報酬月額を下げることができる。

 下がった賃金に見合う在職停止額に、すぐにする
ことができるというわけです。

-----------------------

 これが改正により、必ずしも「定年で」退職しなく
ても、上記の取扱いが認められるようになりました。

 つまり、特別支給の老齢厚生年金の受給権者で
ある被保険者であれば、

one 定年によらず退職した場合

two 定年の定めのない事業所を退職した場合

等についても、上記の取扱いが認められるように
なったということです。

« 積み残しの法改正-2 | トップページ | 積み残しの法改正-4 »

コメント

 ヒロシさん

 いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

 これからも勉強に役立てていっていただければ幸いです。

最近、過去問でやったばかりでしっくり来なかったところです。
やまねこ先生の解説は論理的で非常に解り易く毎回『なるほど』の連続です。
ありがとうございます。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138174/54707569

この記事へのトラックバック一覧です: 積み残しの法改正-3:

« 積み残しの法改正-2 | トップページ | 積み残しの法改正-4 »