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年次有給休暇の比例付与

労基19-6
 使用者は、その事業場に、同時に採用され、
6か月継続勤務し、労働基準法第39条所定
の要件を満たした週の所定労働時間20時間
(勤務形態は1日4時間、週5日勤務)の労
働者と週の所定労働時間30時間(勤務形態
は1日10時間、週3日勤務)の労働者の2人
の労働者がいる場合、両者には同じ日数の
年次有給休暇を付与しなければならない。

■■解説■■

 短時間労働者への、年次有給休暇の比例付与
の問題です。

 まず、労働基準法の原則は、

 短時間労働者も、通常の労働者も、有給休暇
を取れる日数は同じ

 です。

 ただし、

 所定労働日数及び所定労働時間が短い
「一定の」短時間労働者には、例外的に有給
休暇の日数を減らしてもよい

 これが、比例付与と呼ばれる考え方です。 

-----------------------

 では、有給休暇の日数を減らしてもよい「一定の」
短時間労働者とはどのような要件を満たす者なの
でしょうか?。

 それが、以下1と2の「両方の」要件を満たす者です。

one 週の所定労働日数4日以下(週以外で所定労働
  日数が定められている場合には、1年間の所定
  労働日数が216日以下)

two 週の所定労働時間が30時間未満

-----------------------

 この要件を、問題文に当てはめてみます。

 問題文前半の人(仮にAさんとする)
 週の所定労働時間20時間(勤務形態1日4時間、
 週5日勤務)

 問題文後半の人(仮にBさんとする)
 週の所定労働時間30時間(勤務形態1日10時間、
 週3日勤務)

(1)まず、Aさんは比例付与の対象になるでしょうか?

  Aさんは週5日勤務です。もうこの時点で、one
 要件を欠いています。

  ですから、Aさんは比例付与の対象ではありま
 せん。

(2)では、Bさんはどうでしょうか?

  Bさんは週3日勤務ですから、oneの要件は満た
 しています。

  しかし、週30時間勤務ですからtwoの要件を
 欠いています。

 
 ですから、Bさんも比例付与の対象ではありません。

 つまり、この問題のAさん・Bさんは、両方とも通常の
労働者と同じ日数の有給休暇を与えなければならない
人ということになり、答えは○ということになります。

 
-----------------------

本問の答え>○ 

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