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23年本試験選択式について

 今年の選択式試験について、私の思うところを
書きます。

 注)これはあくまでも私の個人的な考えです。
  「実際にどの科目が救済になるのか」等は、
  さまざまな人がさまざまな事を言いますが、
  本当のところは結果発表の日まで誰にもわ
  からないわけですから、参考程度に見てお
  いて頂ければと思います。

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 まず、全体で見ると、科目によって難易度に
かなりばらつきがあるのが、今年の選択式の
特徴だと思います。

 労災・労一・社一といった科目と、雇用・健保
の間には、難易度にかなりの落差があります。

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 では、科目ごとに見ていきます。

[労基・安衛]

 B、Cはいずれも判例の問題ですが、昨年のよ
うな全く未知の判例ではなく、いずれも過去出題
実績のある判例からの出題です。

 ですから、この判例から出題された択一の問題
だけではなく、私が授業で配布したプリント等で
判例要旨を読んでいた方は点数を拾えたのでは
ないかと思います。

 AやDは、これも何回も択一で訊かれている
基本知識ですので問題はないでしょう。

 Eも「作業時間の制限」のことを言っていると
わかれば大丈夫でしょう。

 いずれにせよ、3点確保は十分可能な問題です。

A ◎  B ○  C ○  D ◎  E ○

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[労災]

 今年の法改正事項からの出題という点では、
十分予想された問題です。

 しかし、しかし、DやEまで押さえていたという
方はあまりいらっしゃらないと思われます。

 しかも、D・Eとも大きさを表す語句ということ
になると、選択肢から消去法で選び出すことも
困難です。

 それに対して、まずCは確実に入れなけれ
ばなりません。

 Bは入りそうな選択肢4つから選ぶとすれば、
入れることができると思います。

 Aについても入りそうな選択肢4つ「雇用機会」
「身体能力」「生活能力」「労働能力」から選ぶ
とすれば、まあ「労働能力」かなと。

 こんな感じで、A~Cを全部拾えた方は
良いのですが、1つでもこの辺りを落とすと
3点確保は厳しいと思います。

A ○  B ○  C ◎  D △  E △

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[雇用]

 ここ数年、本当に基本事項からの出題が続い
ているのが雇用保険法です。

 今年も、5点満点も十分に狙える問題です。

A ◎  B ◎  C ◎  D ○  E ◎
 
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[労一]

 見た瞬間ため息しか出ない問題ですね。 

 ちょっといま手元に資料がないのですが、労務
管理用語からの選択式の出題は、ほぼ10年ぶり
のはずです。

 しかし、出題されてしまったものは仕方ありま
せん。冷静に考えてみましょう。

 AとCはなんだかよくわからないから、無視。

 Bは空欄の後ろにヒントがあります。

 「同じ業務であれば誰が担当しても賃金は同じ」

 →「同一職務、同一賃金」

 →「職務給制度」

 Dも空欄の後ろにヒントがあります。

 「従業員の能力育成」、「能力の高まった従業
員にふさわしい仕事を用意できない」
 
 →「職務能力で賃金が決まる」

 →「職能資格制度」

 Eは問題文の下6行を読むと、バブル崩壊後に
広まった制度だということが分かります。

 Eの選択肢の4つの語句で、ここ10年~20
年でよく聞く言葉と言えば、

 →「成果主義的賃金制度」

といった感じで、解くしかないのかなと思います。 

 3点確保は通常であれば難しいと思いますが、
この問題が4択であることからするといいかげん
にマークしても(失礼)正解してしまう可能性が
高いので、意外と3点確保している人は多い
ような気もします(これはもう少しデータが集まっ
てこないとわかりませんが)。

A △  B ○  C △  D △  E ○

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[社一]

 この問題は、私を大いに悔やませました。

 この問題のB~Dの部分、O原のテキストに
掲載されていないので、私が授業で使うプリント
に独自に載せていたんです。

        「昨年までcrying

 「アホか~」「お前なんか死んじまえ~」って
感じなのですが、もうずーっと出題がないので
「もう出ないかな」と思って、今年から他の事項
と差し替えでプリントに載せるのをやめてしまった
のです。

   本当に本当に申し訳ありませんdowndowndown

 ですから、昨年・今年と2年連続で私の授業に
出て頂いている再受験の方は、「去年のプリント
で見たことあるぞ」で拾うことができたかもしれ
ませんが、今年だけの方はテキストにも載って
ないですから、他校の模試等で見る機会がなけ
れば、正解できなかった方は多いと思います。

 ブログのみなさんのコメントを見ても、社一で
基準点割れの方がかなり多いのがわかります。

 本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 A ◎  B ○  C △  D △  E △

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[健保]

 すべて基本事項です。雇用保険同様、満点も
狙えます。

A ◎  B ◎  C ◎  D ○  E ◎

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[厚年]

 A、Bは基本事項です。

 Cは最初に出てくる空欄ではわからなくても、
最後の行の空欄で入れることができます。

 そうすると芋づるでDの空欄も入ります。

 Eは、授業では「68歳」と覚えておけばいい
ですって言いましたが、この長ったらしい言い方
が出題されました。

 しかし、3点確保は問題ないでしょう。

A ◎  B ◎  C ◎  D ○  E ○

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[国年]

 普段は読み飛ばしている(であろう)条文からの
出題です。

 本試験前に、「直前には普段あまり読まない条文
もひととおりは目を通しておいてくださいね」と申し
上げましたが、役に立ったでしょうか。
 
A ○  B ○  C ○  D ○  E ◎

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 冒頭でも書きましたが、これはあくまでも私の個人的な
考えです。

 択一式は少し時間がかかると思いますが、また後日。

 引き続き、みなさんの「本試験に対する感想」をコメント
欄でお聞かせください。

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コメント

 他校の大原生さん

 「頑張ったつもり」ということですが、択一62点なら「つもり」
ではなくて本当に頑張られたのでしょう。

 それだけに厚年3点は、なんとももったいないですね(結果発表
までは断定できませんが)。

 ただ、それだけの点数を今回取ることができたということは、
今までの勉強が間違っていなかったという確かな証にはなると
思います。

 管理人です。

 荒れてきそうなので、一部コメントを削除いたしましたthink

 まあ、あまりとんがらず、ぼちぼちやりましょう。

 

いつも拝見させていただいています。
他校の大原ですが、
今回頑張ったつもりだったのですが、
択一の問題の違和感に混乱し、
択一62(厚年3点という結果になってしまいました。)
選択も34あっただけにどうすればいいでしょうか?

労働一般、社会保険一般、2点救済あって欲しい!です。

選択式が下がる分、択一式が上がるかも?

国語苦手科目にしている私には、キツイ問題ばかり。

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