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遺族厚生年金の額

厚年22-7
 老齢厚生年金の受給権を有する65歳以上の
遺族厚生年金の受給権者が、当該遺族厚生年金
の裁定請求を行う場合には、厚生労働大臣は、
当該受給権者に対し、老齢厚生年金の裁定の請
求を求めることとする。

■■解説■■

 訊いている内容がよくわからない問題かも
しれません。

 遺族厚生年金の裁定請求をするのに、老齢
厚生年金の裁定請求を求める?。

 なんで?ということです。

-----------------------

 ここは、遺族厚生年金と老齢厚生年金の併給
調整を思い出しましょう。

 遺族厚生年金と老齢厚生年金の両方の受給権を
有する65歳以上の者が、遺族厚生年金を受給す
る場合には、

 まず、老齢厚生年金をもらう。

 そして、老齢厚生年金の額が遺族厚生年金の額
より少ないときは、その差額分だけを遺族厚生年
金としてもらう。

という仕組みになっていました。

-----------------------

 老齢厚生年金は、いわば自分の努力で作った年
金です。

 自分が働いて保険料を納めてできた年金です。

 それに対して、遺族厚生年金は(こういう言い
方は語弊があるかもしれませんが)いわば「タナ
ボタ」でもらえるようになった年金です。

 誰かが亡くなったので、自分がたまたまもらえ
るようになった年金です。

 よって、自分の努力で作った老齢厚生年金を、
まずもらってください。

 そして、それと比べて遺族厚生年金の方が金額
が多ければ、差額を遺族厚生年金として支払います。

 こういう考え方です。

-----------------------

 そうすると、ここで問題文に戻りますが、老齢
厚生年金の受給権を有している65歳以上の者
(まだ裁定請求はしていない)が遺族厚生年金の
裁定請求をする場合には、上記の併給調整をする
関係から「あなた、まだ老齢厚生年金の裁定請求
してませんよね。それも早くしてくださいね」と
厚生労働大臣が求めるということになります。

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本問の答え>○

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コメント

 ブリジットさん

 ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 初受験の方であれば、今の時期に模試で順調に点数が取れて
いる方なんて、あまりいないはずです。

 直前になって、やっと光が見えてきたかなあという感じで
本試験を迎える方がほとんどです。

 おっしゃるとおり、あきらめないことが一番肝心かと思います。

こんにちは。
やまねこ先生、初めまして。
今年、初挑戦の受験生です。
いつも、読ませてもらっています。

難しい問題も、噛み砕いて説明して下さり、とても助かっています。

模試の結果が思わしくなく、
問題数も十分にこなせていないので、
(つまづくと、そこで停滞してしまう・・・)
自信がないのですが、
諦めたら終わり!と思って、
夏バテしながら、頑張っています。

不安を取り除くには、努力しかありません。
応援宜しくお願い致します。


 御子神51さん

 ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 合格してからも、このブログを読んでくださっている方、意外と
多いのですhappy01

 合格してそのまま勉強を止めてしまうと、どんどん知識は錆びつ
いて最後は「浦島太郎」です。

 少なくとも法改正だけは、毎年追って行った方がよかろうかと
思います。


やまねこ先生お久しぶりです。昨年は大変お世話になりました。

いまだに(?)ちょくちょくお訪ねしては問題にトライしていますが、
そのたびに記憶の風化に青ざめる日々。
過去問解説でここまでかみ砕いたものは多分ほかにないでしょうし
ここを知っていれば、独学の人もうんと楽しく学べるはずなのにねぇ、もったいない…。
なんて感慨とともに、埋もれた記憶の発掘に勤しんでいます。
願わくば多くの方が、このブログを糧として今年合格されますように。

末筆ですが、暑中お見舞い申し上げます

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