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算定基礎期間

雇用21-3
 受給資格者が、当該受給資格に係る離職をした
事業主Aのところで雇用される3か月前まで、他の
事業主Bに被保険者として雇用されていた場合、
Bでの離職により基本手当又は特例一時金の受
給資格を得ていたならば、現実にそれらの支給を
受けていなくても、Bで被保険者であった期間は、
今回の基本手当の算定基礎期間として通算され
ない。

■■解説■■

 よく質問を頂くところです。

 雇用保険法の中でも、「何を言っているのかよく
わからん」箇所の代表例です。

 ただし、それほど頻繁に出題される箇所ではあり
ません。

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 まず、算定基礎期間とは何か?。

 言葉としては、所定給付日数の所で登場します。

 算定基礎期間とは、

  会社に在籍していた期間(在籍期間)

のことです(厳密に言うとぴったり一致するわけで
もないのですが、まずはこう理解しておくのが簡単
でわかりやすいです)。

 すなわち、その人に給料が払われていようがいま
いが、出勤していようがいまいが、とにかく会社に
籍がある(もちろん雇用保険の被保険者であること
は前提ですが)期間を「算定基礎期間」と言います。

 算定基礎期間については、今回辞めた会社の期間
だけではなく、前にいた会社の期間も一定の要件を
満たせば通算してくれます。

 それが、本問の話です。

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 多くのテキストでは、通算「されない」場合で書いて
ありますので、ここでもどんな場合に通算されないか
で書きます。

 今回辞めた会社をA社、前にいた会社をB社と
します。

 通算されない場合one

   あいだが1年を超えると通算されない

 A社に就職した日と、B社を離職した日の間が
1年を超えると、B社の期間は通算されません。

 条文では、「被保険者となった日の直前の被保
険者でなくなった日が、被保険者となった日前
1年の期間内にないときは、直前の被保険者で
なくなった日前の被保険者であった期間は算定
基礎期間としない」と言っていますが、日本語と
してはほとんど意味不明ですwobbly

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 通算されない場合two

     お金をもらうと通算されない

 oneの「あいだが1年以内」は満たしているもの
として、今度はB社を離職した時に基本手当等を
受給しているとB社の期間は通算しないという話
です。

 ここで注意して頂きたいのは、あくまでも「実際
にお金をもらったかどうか」が判断基準なので
あり、その時に「受給資格を取得したかどうか」
は関係ありません。

 すなわち、「受給資格を取得したけど、実際に
基本手当はもらっていません」ならばその期間は
通算されるということです。

 ここも条文では「被保険者となった日前に、基
本当又は特例一時金の支給を受けたことがあ
るときは、当該給付の受給資格又は特例受給
資格に係る離職の日以前の被保険者であった
期間は算定基礎期間としない」と言っていますが、
oneと同じくほとんど意味不明ですcoldsweats01。 

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 ここと混同している方が多いのが、「被保険者
期間とされない期間」のところです。

 被保険者期間とは、被保険者であった期間(在籍
期間)のうち、一定日数以上の賃金支払基礎日数
がある期間のことで、もちろん算定基礎期間とは
全く別物です。

 ここで被保険者期間の通算という話が出てくるの
ですが、こちらは、

  受給資格を取得してしまうと通算されない

ということになっています。

 A社の被保険者期間とB社の被保険者期間を通算
するためには、B社を離職した時に受給資格を取得
していてはダメだということです。

 これは、実際にお金をもらったかどうかに関わらず、
受給資格を取得してしまえば通算されません。

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 通算されない場合twoを訊いているのが、本問です。

本問の答え>× 

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