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基本手当の受給要件

雇用12-3
 一般被保険者(特定理由離職者及び特定受給資格者に該当す
ることとなる者以外の者)が失業して基本手当の支給を受ける
ためには、算定対象期間に被保険者期間が通算して12か月以
上あることが必要であるが、その計算にあたっては、離職の日
からさかのぼって被保険者であった期間を満1か月ごとに区切
っていき、その1か月の期間に賃金支払いの基礎となった日数
が15日以上でなければ、その月は被保険者期間の1か月とし
て算入されない。

■■解説■■

 早速、解説にいきます。

-----------------------------

 基本手当の受給要件の問題です。

 新しい言葉がたくさん出てきますので混乱するところですが、
1つ1つ言葉の意味を押さえていきましょう。

 まず「算定対象期間」です。

 これは、今の段階では、原則として「離職の日以前2年間」の
ことと覚えておいて頂ければ結構です。

 つまり、会社を辞めたところから遡って2年間のことです。

-----------------------------

  次に「被保険者期間」です。

 これと似て非なる言葉が「被保険者であった期間」です。

 「被保険者であった期間」とは、「在籍期間」のことです。

 つまり、会社に籍があった期間、その間に例えば病気休職して
いて給料が支払われていませんという期間があっても、会社に籍
がある限りは「在籍期間」、つまり「被保険者であった期間」に
なります。

 その被保険者であった期間(在籍期間)を、離職の日から遡って
1か月ごとに区切っていきます。

 例えば、8月14日に会社を辞めた人であれば、

 8月14日~7月15日

 7月14日~6月15日

 6月14日~5月15日

 といったように、どんどん遡って区切っていって、それぞれの
1区切りの中に賃金の支払いの基礎となった日数(賃金支払基礎
日数)が11日以上あるかどうかをチェックします。

 賃金支払基礎日数とは、ごく簡単に言えば、給料計算の元にな
っている出勤日数のことです。

 その賃金支払基礎日数が11日以上ある1区切りだけを、
「被保険者期間」1か月としてカウントします。

 で、その「被保険者期間」の月数が「算定対象期間」の中に、

         通算して12か月以上

あれば、受給要件を満たす=基本手当をもらえる、ということに
なります。

 少し長い話ですが、順を追って1つ1つ押さえていきましょう。

-----------------------------

 ということで、「15日以上」ではなく「11日以上」です。

本問の答え>×

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コメント

 那古さん

 ブログを読んで頂いてありがとうございます。

 この点については、多くの方から同じご質問を頂きますので、
次回の授業の中でお話しします。

 ということで、お願いします。

現在、先生の速習コースに参加させていただいています。
雇用保険が今週から始まりますが、
基本手当について質問です。

大原のテキストの中で

「特定理由離職者」の説明の中に(p27)
『事業所の通勤困難な地への移転』
とあります。

同様に、「特定受給資格者」の説明書きの中にも
『事業所の移転により通勤することが困難となったことによる辞職』
とあり、違いがよく分りません。

何が違うのでしょう?

次回の授業(4月16日)の際にでも是非教えてください。
よろしくお願いいたします。

 くまくまさん

 ブログを読んで頂きありがとうございます。

 参考書(テキスト)については、特におススメのものはありま
せん。O原のテキスト1冊に自分なりに書き込みをしていくこと
で対応するのが一番かと思います。

 問題集については、過去問題集で授業の中でも毎年ご紹介し
ているのが、以下の2つです。

 条文順過去問題集(iDE社労士塾)

 佐藤としみの条文順過去問題集(日本法令)

 どちらかお好みでという感じですが、自分が受験した時は前者
を使っていました。O原の近くだとジュンク堂書店で販売されて
います。後者の特徴は、前者が7年分の過去問なのに対して10
年分の過去問が載っているという点にあります。

 参考書にしろ問題集にしろ、注意しなければいけないのは、
必ず「2011年(平成23年)受験対応」のものを買わなけれ
ばいけないということです。これから年末にかけて来年受験用の
本が順次出版されますので、ご自分で手にとって確かめてください。

 上級コースについては、少なくとも私が担当する日曜の時間は
一度社労士試験の勉強をしたことがある方であれば、ついてこれ
ないということはないと思います。 
 

先生こんばんは。先生のクラスではなかったのですが、自分のクラスの講義に出れない時は先生の講義を何回か受けさてもらいました。ありがとうございました。

私は今年で社労士受験2回目です。この前の試験も自信がないため来年も受験することになりそうです・・・今年は先生の講座を受けたいと思ってます。

来年こそは合格したいので、今回は早めに準備をしていこうと思ってます。そこで学校の教材以外に、参考書と問題集を1冊ずつ買いたいのですが先生のお勧めがあれば教えてください。

それと今回から講座を初心者向けではなく、受験経験者用の上級者コースを受けようと考えています。正直基礎もわかっているか不安ですがやはり授業についていくのは大変でしょうか?

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