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1か月単位の変形労働時間制

労基19-5
 1か月単位の変形労働時間制を採用した場合、変形期間を平均
し1週間当たりの労働時間が週法定労働時間内となるようにする
ために行う、変形期間における所定労働時間の総枠の計算は、次
の式によって行う。
  その事業場の週法定労働時間×変形期間の暦日数÷7

■■解説■■

 1か月変形とは、簡単に言ってしまえば「1日8時間、1週
40時間」という基準を各日・各週についてそれぞれキチキチに
守らなくても、1か月トータルの「平均で1週40時間」を守る
ことができていればそれでよいことにしよう、という制度です。

-----------------------------

 では、この場合に、例えばある1か月が30日だとすると、
この30日間に何時間まで働かせてよいのか。

 つまり、何時間までなら、1か月トータルの「平均で1週40
時間」を守っていることになるのかが問題になります。

 順を追って考えていきます。

 「1週で40時間」が上限ということは、「7日で40時間」
が上限ということです。

 「7日で40時間」が上限とされているとき、30日では何時間
が上限になるの?と訊かれたら、こんな計算をすれば答えは
出てきます。

 40時間×(30/7(7分の30))=171.4時間

 171.4時間が30日の場合の法定労働時間の総枠(上限)
になります。

 1か月171.4時間を上限に、各日・各週の労働時間を決め
ていけば、1か月トータルの「平均で1週40時間」を守っている
と言えるわけです。

-----------------------------

本問の答え>○

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コメント

 ゴマちゃんさん

 いつもブログを読んで頂いてありがとうございます。

 さて、ご質問の件ですが、1か月単位の変形労働時間制においては、
以下の時間が時間外労働になるとされています。

1 1日について
 労使協定等で1日の法定労働時間を超える時間を定めた日については、
 その時間
 それ以外の日については、1日の法定労働時間を超えて労働した時間

 つまり、労使協定等で「1日11時間」とした日については、11時間を
超えた分が時間外労働になります。

2 1週間について
 労使協定等で1週の法定労働時間を超える時間を定めた週については、
 その時間
 それ以外の週については、1週の法定労働時間を超えて労働した時間
 (ただし、1で既に時間外労働と計算された時間を除く)

3 変形期間全体について
 変形期間の法定労働時間の総枠を超えて労働した時間
 (ただし、1及び2で既に時間外労働と計算された時間を除く)

 難しめのところですが、結論から言うと、14時間分について時間外労働に
なると思われます。

 受験ではほとんど出題実績のない箇所です。具体的な数字が入って
いる質問ですので、おそらく実際にあった事例ではないかと思いますが、
試験対策という点からはあまり深く知る必要がない部分なのかもしれま
せん。

 今からでも、十分挽回は可能です。手を広げすぎず、過去問に徹した
勉強を心掛けてください。それが一番「労少なく功多い」勉強法です。

 働きながらの方は、5月の連休が今までの遅れを取り戻す貴重な機会
となりますので、くれぐれも遊び予定を入れすぎないようにしましょう(笑)。

いつも上級コースで楽しく授業に参加させていただいてます。

1か月単位の変形労働時間制を採用している事業所で、休日を振替えた為、元々40時間を超える(43.5H)勤務予定の週に更にその週の労働時間が増えた(57.5H)場合でも1ヶ月のトータルが一緒なので、14.0Hの割賃は発生しないですか?

なかなか忙しく思い通りに勉強が進まず気ばかりが焦ります・・・。
まだ今からでも必死で勉強すれば間に合いますか?

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