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振替加算

国年21-9
 振替加算が加算された老齢基礎年金を受給している者であって、
その者が障害基磯年金等の障害を事由とする年金を受給できると
き(当該障害基礎年金は支給停止されていない)は、その間当該
加算に相当する額が支給停止される。

■■解説■■

 本試験ではよく訊かれる所です。平成17年にも同じ問題が択一
で出題されています。

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 そもそも振替加算という制度はなぜあるのか?。

 旧法の頃はサラリーマンの妻は国民年金に任意加入でした。
つまり、サラリーマンである夫に一生くっついて生きていく妻自身に
自分の年金はいらないでしょ、だから国民年金に入りたい妻だけ
入ればいいですよという考え方です。

 しかし、新法施行(昭和61年)の頃には、離婚件数も増加して
きました。サラリーマンの妻でも、妻自身の年金権を確保して
おかないと、仮に高齢離婚した場合に離婚後の生活に困ってしま
うという考えの下に、サラリーマンの妻を第3号被保険者として
強制加入とし、妻自身の年金権を確保できるようにしたのです。

 しかし、それが始まったのは昭和61年4月からです。それ以前
のサラリーマンの妻の期間が長かった人も、当然まだ生きてい
るわけです。その人達は旧法の期間に任意加入していない限り、
低額な老齢基礎年金しかもらえません。

 その人達に老齢基礎年金の上乗せをしてあげよう。

 振替加算はこういった趣旨の制度なのです。

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 とすると、サラリーマンの妻であった人でも、もらえる年金が
低額ではない人には振替加算をする必要がありません。

 例えば、妻自身も被保険者期間が240月以上の老齢厚生年金等
を受けることができるとき(つまり、夫婦ともサラリーマン期間が長い
ような場合)には、振替加算は行われません。

 そして、妻が障害基礎年金等を受けることができるとき(障害年金
は金額が多い)は、振替加算は支給停止です。

 これが、本問で訊かれている点です。

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 ただし、障害基礎年金等が全額支給停止されているときは、振替
加算は支給停止されません。

 以下の過去問を見ておいてください。

21-3
 振替加算が行われている老齢基礎年金の受給権者が障害基礎年
金の受給権を有するときに、当該障害基礎年金の全額につき支給
が停止されている場合においても、振替加算に相当する部分の支
給は停止される。

この問題の答え>×

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本問の答え>○

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