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国民年金法の沿革

 初学者の方はまだ国民年金法を授業でやってませんので、参考
程度に見ておいてください。

 再受験者の方で「本試験以来社会保険科目は見ていない」とい
う方は、忘れていたことを思い出すきっかけにしてください。

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国年19-1
 国民年金は、昭和34年に制定された国民年金法に基づき、同
年10月から無拠出制の福祉年金の給付が開始され、昭和36年
4月から拠出制の年金制度が開始されて、国民皆年金の体制が成
立した。

■■解説■■

 細かい所を訊く問題です。

 国民年金法は、昭和34年4月に公布され、その年の「11月」
から無拠出制の福祉年金の給付が始まりました。「10月」となって
いる所が誤りという問題です。 

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 無拠出制の年金とは、保険料を拠出しない(無拠出)でも、つまり
保険料を払わなくてももらえる年金のことです。

 国民年金法を開始した時点で既に一定年齢に達していたお年寄り
や一定の障害者になっていた者は、保険料を払わなくてもすぐに年
金がもらえました。

 これらを「福祉年金」と呼びます。「老齢福祉年金」「障害福祉年金」
などがあります。

 国民年金制度は、まずこの福祉年金を先行して始めました。つまり、
年金制度を始めるにあたりみんなの信用を得ようとお金をばらまいた
わけです。

 あのおばあちゃんは年金をもらっているでしょ。あなたも今度始まる
国民年金という制度に毎月お金を払うと、将来あのおばあちゃんみた
いに年金がもらえるよ。というわけです。

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 その後、昭和36年4月から拠出制の年金制度が始まりました。
これは今の年金制度と同じように、保険料を払って年金をもらうと
いう形です。

 これにより、それ以前に始まっていた厚生年金保険制度、恩給制度
に端を発する公務員の共済年金制度等と併せて、職業に関係なく全
ての国民がどれかの年金制度に加入できる体制が確立しました。

 これを「国民皆年金」と呼びます。

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 各法の沿革(歴史)は、本試験でよく訊かれます。少なくとも過去問
で出題されている法律については、過去問の範囲で結構ですので
しっかりと押さえておきましょう。

本問の答え>×

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