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模試の効果的な活用法

 これから本試験に向けて、さまざまな資格学校で模試が行われ
ます。

 ただ漫然と数多く受けていても効果が少ないので、いくつか思
いつくままに「模試の効果的な活用法」について書いてみます。 

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one 「復習の時間を取ることができるか」を考えて受験する。

 最近は模試の料金もずいぶんと安くなっています。「とりあえ
ず申し込んでおくか」ということで、なんでもかんでも申し込め
ばよいというものではありません。

 模試は復習が命です。

 復習できない模試ならば、受けない方がましです。

 模試は、本試験のための練習です。つまり、本試験で合格点を
取るために模試を受けるのです。

 ですから、模試で何点を取ろうと構いません。自分の間違えた
問題を、次に出された時に間違えずに解けるか。これが一番大切
なことなのです。

 模試は受ける当日丸一日つぶれます。そして復習に少なくとも
また丸一日はかかります。

 1回の模試のために丸2日はつぶす覚悟で受けてください。自
分の勉強時間の中からその時間を工面することができないならば、
無理して受ける必要はありません。
 
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two 模試前日に一夜漬けしない。

 前日に一夜漬けして、模試で良い点数を取る。これって、なに
か良いことありますか?。

 確かに自己満足にはひたれます。しかし、それは自分の本当の
実力ではありません。むしろ、変に良い点数を取ってしまったこ
とで気が緩む可能性もあります。

 何度も書きますが、模試で何点取ったか、こんなことは全く関
係ありません。今の自分に何が足りないのか、それをチェックす
るのが模試ですから、一夜漬けは百害あって一利なしです。

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three 他校の模試を受ける。

 特に、資格学校で勉強している方。自分の学校で出題される問
題ばかり解いていると、変にその色に染まってしまいます。

 他の学校の模試も、ぜひ1つは受けてみてください。他流試合
です。いつもと違う雰囲気の教室で、いつもと違う切り口の問題
を解く。

 同じ所を訊く問題でも「こういう表現で出題されることもある
んだ」とか、「自分の使っているテキストではサラッと流してあ
るけど、他の学校だとここも結構しっかりやってるんだね」とか、
得られるものは多いと思います。

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four 正解率に注目。

 1とも関連しますが、復習の際に、問1から真面目に復習する
必要は全くありません。

 復習する際の優先順位として、まず一番は「全体の正解率が高
いけど自分は間違えた問題」です。つまり、「みんなはできたけ
ど、自分はできなかった問題」です。

 模試の難易度によって異なりますが、大体正解率60%以上を
一つの目安にするとよいかもしれません。

 社労士試験は、相対評価の試験です。何点以上取ると絶対に合
格できるではなく、上から何%を合格させる。こういう試験です。

 とするならば、極論すれば「みんなができない問題は、自分も
できなくてよい」。こういうことになります。

 模試では必ず正解率20%台以下なんて問題が出てきます。こ
んな問題はみんなできていないのですから、自分もできなくてよ
いのです。

 それより「みんなはできているのに、自分はできなかった」。
こういう問題こそ、大きく差がつくところなのです。

 復習するときは、まずまっ先にこの穴を埋めていってください。
そして次に正解率が50%以上で間違えた問題、40%以上で‥
と順に復習していきます。

 こうすれば、仮に復習の時間が十分取れなくても、優先順位の
高いところから押さえられていますから、ダメージが少ないこと
になります。

 これを真面目に問1から復習していくと、途中で復習の時間が
なくなって問50で終わってしまったら、問50以後の重要な
問題は復習できずじまいで終わってしまいます。

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five 捨て問の見極めができるようになる。

 どんな資格試験でもそうですが、社労士試験も満点を取る必要
は全くありません。

 出題者は試験問題の中に、いくつか「捨て問(地雷)」を混ぜ
てきます。深く踏み込むと爆発して、受験者はそのダメージから
立ち直れません。

 取らなければいけない問題と、取らなくていい問題。この見極
めができるようになるだけで、ずいぶんとラクになります。

 これは不断の訓練から得られる感覚ですので、どうしたら会得
できるかといわれると難しいのですが、模試はその練習のための
恰好の機会だと思います。

 自分が「捨て問」だと思った問題について、結果が帰って来た
ら確認してください。その問題は、本当に「捨て問」だったのか。

 その問題の全体正答率が低ければあなたの感覚は正しかったわ
けですし、「捨て問」だと思ったら他の人は結構正解してたなん
てこともあります。

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 とりあえず、今日は5つの点について書いてみました。みなさんの
参考になれば幸いです。 

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