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前借金相殺の禁止

労基20-1
 使用者は、前借金と賃金とを相殺してはならない。

■■解説■■

 そのまま○です。

 社労士試験の勉強をしていると、こんな問題には「なにか隠さ
れた裏があるんじゃないか?」なんて勘繰ってしまいますが、
なにもありません。

 平成20年の本試験、労働基準法の問1はこんな選択肢が並ん
だ問題でした。

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 平成20年本試験・労基安衛

[問1]労働基準法上の総則及び労働契約に関する次の記述のうち、
    誤っているものはどれか。

A 使用者は、暴行、脅迫、監禁その他精神又は身体の自由を不当
 に拘束する手段によって、労働者の意思に反して労働を強制して
 はならない。

B 使用者は、労働契約の不履行について、労働者に対し損害賠償
 を請求してはならない。

C 何人も、法律に基づいて許される場合のほか、業として他人の
 就業に介入して利益を得てはならない。

D 使用者は、前借金と賃金とを相殺してはならない。

E 使用者は、労働者が女性であることを理由として、賃金につい
 て、男性と差別的取扱いをしてはならない。

 まさに、資格学校のミニテストレベルの問題です。拍子抜けして
しまったという方も多かったと思います。

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 ここ1~2年、択一式試験の傾向に変化が見られるように思います。

1 労働基準法の易化
 一つの選択肢で、10行近くになるような長文の選択肢が姿を消
しました。多くの問題が基本的なところから出題されています。

2 厚生年金保険法の易化
 易化と言っても、「以前と比べて」です。以前の厚生年金は、
旧法と絡ませての問題等極端に難しい問題のオンパレードでした。
 しかし、ここ1~2年まずまず普通のレベルで解くことが可能な
問題になってきました。

3 健康保険法の難化
 多くの方が見たことのないような細かい通達等が出題されています。

4 国民年金法の難化
 これも難化と言っても、「以前と比べて」です。以前の国民年金
は、まさに「ドル箱」でした。合格者の多くは、国民年金で8点以
上を取り、これで厚生年金の失点を穴埋めしていました。
 しかし、ここ1~2年は以前よりは若干難しめの問題が出てきた
という印象です。

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 この傾向が今年も踏襲されるのかはわかりません。選択式が記述
式に変わるなどという噂も流れていますが、風評に心を惑わされる
ことなくしっかりと勉強を続けていきましょう。

本問の答え>○ 

 

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コメント

お答えありがとうございます。やはり そうでしたか…繰り返し勉強して 正確に覚えていくしかないですね。 勉強頑張ります。ありがとうございました。

 コメントありがとうございます。

 難しい問題ですね。社労士試験ではいつもついて回る問題だと思います。

 授業をしていても、よく一問一答の過去問を持って「この問題は×では
ないですか?」と聞きに来られる方が多くみえます。

 確かにその選択肢の文章「だけ」を取り出してみると、「例外が書いて
いない」とか、「カッコ書きがない」という理由で×とも思える文章も
本試験では○とされていることがあります。

 理不尽なことですが、こういった問題が出題される以上受験生としては
それに対応していかなければいけません。そのためには、書いておられる
ように「比較」しかないと思います。

 つまり、「誤っているものを選べ」であれば五肢の中で「より誤りの
ものを選ぶ」ということです。Aも確かにカッコ書きがないから×かも
しれないけど、Bが明らかに×ならばBを選ぶ。

 こういう形で対処していくしかないのではないでしょうか?。
答えになっていないかもしれませんが、現実的にはそう考えて
いくしかないと思います。

お疲れ様です。去年 大原の通信を受講していたものです。
去年 この問題に躓いて 考えたあげく×にしてしまいました。“ 労働することを条件とする”という文言がなく また 例外(使用者が友誼的な立場から行う金融はこれにあたらないとか、労働者が自己の意思によって相殺することは禁止されてない)もありましたので ×にしてしまいました。
確かに Bの問題も 今考えると ×なのですが Dの問題も 素直にさらっと ○にしてしまうには 危険過ぎるものを感じていました。
こういう場合の 原則○であるとか、例外があるので×であるとかの区別がまるでわかりません。
この場合には 例外が考慮されないのでしょうか?今のところ、BもDも程度の問題であって、どちらかというとBの方が間違ってる程度が大きいのでBが正解位にしか思えないのですが…
お忙しいところ大変申し訳ありません。お時間があれば お答え頂きたく思います。宜しくお願いします。

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