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老齢厚生年金の受給権者

厚年20-8
 65歳以上の者であって、厚生年金保険の被保険者期間が1年
未満の者は、国民年金法に規定する保険料納付済期間と保険料免
除期間とを合算した期間が25年以上あるときであっても、老齢厚
生年金を請求することはできない。

■■解説■■

 老齢厚生年金といった場合、大きく2つに分かれます。

one (本来の)老齢厚生年金‥‥65歳から支給される

two 特別支給の老齢厚生年金‥‥60歳~64歳まで支給される 

 twoは読んで字の如く「特別支給」ですから、いずれ支給されなく
なる時代がきます。

 現在「老齢厚生年金」と言ったら、原則的にoneを指します。

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 onetwo両者の支給要件は、ほぼ共通ですが、1つ大きく違う点
があります。

 条文を見てみましょう。まずは、oneの老齢厚生年金の条文です。 

法第42条
 老齢厚生年金は、被保険者期間を有する者が、次の各号のいず
れにも該当するに至ったときに、その者に支給する。
 一、65歳以上であること
 二、保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が
   25年以上であること

 「被保険者期間を有する者」とあります。つまり、厚生年金の
被保険者期間があれば(1か月でもあれば)、この要件を充たす
ことになります。

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 これに対して、twoの特別支給の老齢厚生年金の条文は、以下の
ようになっています。

法附則8条
 当分の間、65歳未満の者(中略)が、次の各号のいずれにも
該当するに至ったときは、その者に老齢厚生年金を支給する。
 一、60歳以上であること
 二、1年以上の被保険者期間を有すること
 三、第42条第2号に該当すること

 「1年以上の被保険者期間を有すること」とあります。つまり、
こちらは、厚生年金の被保険者期間が1年以上なければダメだと
いうことです。
 
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 本問は、65歳以上の者の老齢厚生年金(oneの老齢厚生年金)
なのに、被保険者期間が1年未満ではダメだと言っていますので、
この点が×ということになります。

本問の答え>×

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