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定時決定

健保19-2
 賃金の計算上の締切日を毎月末日、支払日を翌月の15日とし
ている事業所の標準報酬月額の定時決定に用いる報酬とされる
のは、3月分、4月分及び5月分の賃金である(なお、「X月分の
賃金」とは、X月に計算を締め切った賃金のこととする)。

■■解説■■

 定時決定の問題です。

 1年に一度(7月1日)に、原則として全被保険者の報酬月額
を届け出てもらって、標準報酬月額の見直しをする。

 それが、定時決定です。

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 条文を見てみましょう。

法第41条
 保険者等は、被保険者が毎年7月1日現に使用される事業所に
おいて同日前3月間(その事業所で継続して使用された期間に限
るものとし、かつ、報酬支払の基礎となった日数が17日未満の
月があるときは、その月を除く)に受けた報酬の総額をその期間
の月数で除して得た額を報酬月額として、標準報酬月額を決定する。

 本問は「同日前3月間に受けた報酬の総額」(7月1日前3か
月間ですから、4月1日~6月30日までに受けた報酬の総額)
の意味が問われています。

 4月・5月・6月に受けた報酬とは、「4月分・5月分・6月分」の
給料という意味なのか、それとも、それが何月分であろうと「4月・
5月・6月」に実際に支払われた給料という意味なのか、ということ
です。

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 これは、後者の意味と考えられています。つまり、それが何月
分の給料であろうと、実際に「4月・5月・6月」に支払われた
給料の総額という意味です。

 例えば、本問は「末日〆で翌月15日支払」の会社です。

 この会社で支払われる給料は、以下のようになります。

 4月(15日)に支払われる給料‥‥3月分(3月31日〆)

 5月(15日)に支払われる給料‥‥4月分(4月30日〆)

 6月(15日)に支払われる給料‥‥5月分(5月31日〆)

 つまり、定時決定に使われる「4月・5月・6月」の給料は、
実際は「3月分・4月分・5月分」ということになりますが、こ
れでOKということです。 

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本問の答え>○ 

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