« 来年受験向け講座第1回 | トップページ | 21年本試験に向けて(2) »

21年本試験に向けて(1)

 相変わらず、不定期更新です。気が向いたら、見に来てくださいcat

 今日から何回かに分けて、来年の本試験に向けて法改正条文を
ご紹介していこうと思います。

【注意】

 ここで挙げられている条文は、読みやすいように一部は原文を
修正しています。
  
 ご紹介する法改正対象事項は、来年の法改正対象事項の一部
です(これ以外にも法改正対象事項はまだまだあります)。

 今日は、健康保険法です。

-----------------------------

one 全国健康保険協会(協会)の設立

法4条
 健康保険(日雇特例被保険者の保険を除く)の保険者は、全国健康
保険協会及び健康保険組合とする。

法5条2項
 協会が管掌する健康保険の事業に関する業務のうち、被保険者の資
格の取得及び喪失の確認、標準報酬月額及び標準賞与額の決定並びに
保険料の徴収(任意継続被保険者に係るものを除く)並びにこれらに
附帯する業務は、社会保険庁長官が行う。

法7条の2第2項
 協会は、次に掲げる業務を行う。
 一、保険給付に関する業務
 二、保健事業及び福祉事業に関する業務
 三、前2号に掲げる業務のほか、協会が管掌する健康保険の事業に
   関する業務であって法5条2項の規定により社会保険庁長官が
   行う業務以外のもの
  (以下略)

 政管健保が「協会けんぽ」に引き継がれました。主な業務内容は以
下のように分けられます。

【社会保険庁長官】
 被保険者資格得喪の確認、標準報酬月額・標準賞与額の決定、任意
 継続被保険者以外の保険料の徴収など

【協会】
 保険給付、任意継続被保険者の保険料の徴収など

-----------------------------

two 費用の負担

法160条1項
 協会が管掌する健康保険の被保険者に関する一般保険料率は、
1,000分の30から1,000分の100までの範囲内におい
て、支部被保険者を単位として協会が決定するものとする。

 いままで全国一律の1,000分の82であった政管健保の保険
料率が、協会健保になることで1,000分の30から1,000分の
100までの範囲で、都道府県単位で決定されるものとされました。

-----------------------------

three 指定拒否事由の追加

保険医療機関又は保険薬局の指定の申請の場合(法65条3項5号)
 申請に係る病院若しくは診療所又は薬局の開設者又は管理者が、
この法律、船員保険法、国民健康保険法、高齢者医療確保法、地方
公務員等共済組合法、私立学校教職員共済法、厚生年金保険法、国
民年金法(社会保険各法)の定めるところにより納付義務を負う保
険料、負担金又は掛金(社会保険料)について、申請をした日の前
日までに滞納処分を受け、かつ、処分を受けた日から正当な理由な
く3月以上の期間にわたり、処分を受けた日以降に納期限の到来し
た社会保険料のすべてを引き続き滞納している者であるとき

訪問看護事業者の指定の申請の場合(法89条4項7号)
 申請者が、社会保険料について、申請をした日の前日までに滞納
処分を受け、かつ、処分を受けた日から正当な理由なく3月以上の
期間にわたり、処分を受けた日以降に納期限の到来した社会保険料
のすべてを引き続き滞納している者であること

 社会保険制度から恩恵を受けている保険医療機関、保険薬局、
訪問看護事業者が、自ら社会保険料を滞納しているってどうなの?
という趣旨から、新たにこれらの指定拒否事由が追加されました。

 なお、社会保険労務士法にも登録拒否事由として同じ趣旨の条文
が追加されています。

登録拒否事由の追加(社会保険労務士法14条の7第3号)
 労働保険徴収法、健康保険法、船員保険法、厚生年金保険法、国
民健康保険法、国民年金法、高齢者医療確保法又は介護保険法の定
めるところにより納付義務を負う保険料(保険料)について、登録
の申請をした日の前日までに滞納処分を受け、かつ、処分を受けた
日から正当な理由なく3月以上の期間にわたり、処分を受けた日以
降に納期限の到来した保険料のすべてを引き続き滞納している者

-----------------------------

 次回は徴収法、最低賃金法の改正について書きます。

« 来年受験向け講座第1回 | トップページ | 21年本試験に向けて(2) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138174/42656753

この記事へのトラックバック一覧です: 21年本試験に向けて(1):

« 来年受験向け講座第1回 | トップページ | 21年本試験に向けて(2) »