« 遺族厚生年金 | トップページ | 国庫補助(健保) »

妊産婦の時間外労働等の制限

労基15-6
 使用者は、妊娠中の女性及び産後1年を経過しない女性(以下
「妊産婦」という)が請求した場合においては、深夜業をさせて
はならないが、この規定は、妊産婦であっても管理監督者に該当
するものには適用されない。

■■解説■■

 本問では関係ありませんが、妊産婦のところは「請求」「申
出」
が要件とされている規定がほとんどですので、この分野から
問題が作られたときは、まずこの要件が外されていないかチェッ
クするようにしましょうdanger

-----------------------------

 さて、本問ですが、妊産婦については「請求」があった場合、
以下の3点が制限されます。まずこれを押さえます。

one変形労働時間制(フレックスを除く)が採用されている場合
  に、1週又は1日の法定労働時間を超えて労働させること

two非常災害時、公務、36協定による時間外、休日労働をさせ
  ること

three深夜業をさせることnight

 そして、いわゆる「適用除外」に該当する妊産婦(例えば管
理監督者である妊産婦など)については、これらonethreeのうち
onetwoについては、適用の余地がありません。

 なぜならば、「適用除外」の妊産婦は、労働時間・休憩・
休日についての労働基準法の規制が適用されないのですから、
法定労働時間とか時間外労働とか休日とかいう考えがなくな
るからです。

-----------------------------

 しかし、唯一threeについては適用があります。なぜならば、深夜
業の規制というのは、労働時間・休憩・休日の規制ではないから
です。「適用除外」の対象ではありません。

 ここはよく訊かれます。例えば、同じ論点のこんな問題。

17-5
 使用者は、労働基準法第66条第2項及び第3項の規定により、
妊娠中の女性及び産後1年を経過しない女性(以下「妊産婦」と
いう)が請求した場合においては、同法第33条第1項及び第3
項並びに第36条第1項の規定にかかわらず、時間外労働、休日
労働又は深夜業をさせてはならないが、同法第41条第2号に規
定する監督又は管理の地位にある妊産婦については、時間外労働、
休日労働及び深夜業をさせることができる。

この問題の答え>× 深夜業はさせることができません。

-----------------------------

 管理監督者についても、深夜業に関する規制は適用されます。

本問の答え>×

« 遺族厚生年金 | トップページ | 国庫補助(健保) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/138174/41508001

この記事へのトラックバック一覧です: 妊産婦の時間外労働等の制限:

« 遺族厚生年金 | トップページ | 国庫補助(健保) »