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寡婦年金

国年18-3
 死亡した夫が障害基礎年金の受給権者であったことがあっても、
実際に支給を受けたことがなければ寡婦年金は支給される。

■■解説■■

 本日取り上げた「寡婦年金」そして「付加年金」「死亡一時金」
「脱退一時金」、これらは1号独自給付と呼ばれます。

 今年の試験でも、ほぼ間違いなくこの中からなんらかの出題が
あることが予想されます。

 1号独自給付は、毎年必ずと言っていいほど出題されます。

 なぜか?。 

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 社労士試験に年金科目が2つある(国民年金と厚生年金保険)
からです。

 ご存知のように、国民年金と厚生年金では共通事項が多くあり
ます。

 同じ内容を訊く問題を、国民年金と厚生年金の両方で出題する
わけにはいきません。

 そうすると、国民年金では国民年金にしかない(厚生年金では
訊けない)事項を出題したいわけです。

 それにうってつけなのが、この1号独自給付です。

 しかも(嬉しいことに)、1号独自給付を訊く問題は例年「過去問
の焼き直し」が非常に多いのです。

 ですから、(他の部分にも増して)必ず過去問を押さえておき
ましょう。

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 寡婦年金における、死んだ夫の要件です。

 要件として、被保険者期間の要件の他に以下の2つが挙げら
れています。

 老齢基礎年金の支給を受けたことがないこと

 障害基礎年金の受給権者であったことがなかったこと

 それぞれの語尾がビミョーに違う点に注意しましょう。

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 まず、「支給をうけたことがない」。これは、簡単に言って
しまえば「お金をもらってなければOK」ということです。

 具体例としては、本来なら65歳で受給権のある老齢基礎
年金を繰下げするために待っている人、この人はOKです。

 それに対して、「受給権者であったことがなかったこと」。
これは、簡単に言うと「お金をもらってなくてもダメ」という
ことです。

 受給権が発生しただけでアウトです。
 
 14年には、単純にこんな問題も出題されています。

14-6
 寡婦年金は、死亡した夫が老齢基礎年金の支給を受けたこと
があるときには支給されない。

この問題の答え>○

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 障害基礎年金の場合は、受給権者になってしまえば、実際に
支給を受けていようがいまいが、寡婦年金は支給されません。

本問の答え>×

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コメント

ありがとうございました。

 あまぞねすさん

 いつもブログを読んでいただいてありがとうございます。

 どうしてなんでしょうね。なにか理由はあるはずでしょうが、私には
わかりません。

 まあ、受験上はそういうものだと覚えておくしかないのでしょうね。

こんにちは。先生のブログの愛読者です。国民年金の寡婦年金では、どうして死んだ夫に障害基礎年金の受給権が発生しただけでアウトなのでしょう?

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