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合格体験記(再12)

今日は、森正彦さん(団体職員[労働保険事務組合担当]・45歳・
男性・受験回数2回)の合格体験記です。

*学習方法

 1年目通学(大原法律専門学校)
 2年目通学(大原法律専門学校)

*使用教材

 基本書 「真島のわかる社労士」住宅新報社
     「労働経済・白書対策テキスト」大原(学校教材はこれのみ)

 問題集 「条文順過去問題集」IDE社労士塾 全5冊
     「合格を目指す問題集」IDE社労士塾 全3冊
     「合格のツボ選択式対策」TAC
     「トレーニング問題集(択一)」大原 各科目ごと
     「トレーニング問題集(選択)」大原

 参考書 「完全無欠の直前対策」TAC
     「年金があっという間にわかる本」住宅新報社
      大原の労働経済・白書対策以外の科目テキスト

 購入したが使用しなかった教材
 問題集 「なにがなんでも合格過去問」Wセミナー
     「真島のわかる社労士選択式徹底整理」住宅新報社
     「真島のわかる社労士予想問題集」住宅新報社
 参考書 「真島のわかる社労士横断式学習法」住宅新報社

*おすすめ教材

 絶対おすすめNo.1は「条文順過去問題集」(IDE社労士塾)です。
 もちろん磯井先生の紹介ですが、この問題集に出会って他のすべての
択一過去問題集は捨てました。

 この問題集の優れているところは以下のとおりです。

 1、1問1答形式では他のどの問題集より解説が詳しいです。
  例えば通常の問題集の解答は○か×なのに、中には△という表示も
  あります(「厳密には・・なので○ではないが、他の選択肢と比較
  して○となった。良い設問ではない」と解説)。
   こういう丁寧な解説には「やっぱりそうだよね」と納得するもの
  です。また、この問題集の解説部分が第2の基本書となるわけです
  から。

 2、過去7年分の過去問題(選択・択一)がすべて掲載されています
  (通常の過去問題集は現在の法令に合わない設問は省略していますが、
  この本には参考としてすべて掲載されています)。

 3、条文順なので多くの基本書に対応できます。

 4、サイズがA5版で、なおかつ薄いので持ち運びが容易です(Wセミ
  ナーの「なにがなんでも合格過去問」は大変良いのですが、この理由
  で私は捨てました)

 おすすめNo.2は「真島のわかる社労士」です。基本書は内容の充実
が第一ですが、「書込み派」の方には「余白があるかないか」により使い
勝手が大きく左右されます。
 この基本書は意図的と思えるくらいスペースをとっています。弱点は条
文ベースで書かれていることで、噛み砕いた文章で書かれたTACやユー
キャンとは違い、すこし読みづらい点かと思います。

*学習時間と勉強方法

【学習時間】

 何があっても毎日勉強しました(これが最も難しい)。平均睡眠時間は
4時間半程度でした。

【勉強方法】

 「書き込み派」の私は、過去問で問われたところを基本書の該当箇所へ
マークし、基本書でサラッと流されている部分には過去問解説から書き込
みました。

 マークする際は過去問で内容のどこが問われたか(主語・数字・語尾等
です)を重点的にマークしました。
 「択一問題は間違い探しだよ。どの部分を入れ替えてくるか出題者の
気持ちを理解しなきゃいかんよ」と優等生の話がヒントでした。

 6月からは過去問に加え、大原の中間模試、選択対策テスト、択一対策
テスト、統一模試、直前対策テスト、TAC統一模試、IDE社労士塾
予想問題(テスト形式)の択一問題すべてを丁寧に復習し、基本書にどの
テストでどこが問われたかをすべて書き込み、これを試験日まで徹底的に
繰り返しました(まあ繰り返したというより、これをやったおかげで選択
やらほとんど他の勉強ができなかったのですが・・・)。

 そして、びっしりと書き込んだ基本書を眺めていくとどこが出題されど
ういう傾向があるかぼんやり分かってきました。

 例えば基準法では主語の入れ替えは少ないことや語尾を問うことも少な
いこと。安全衛生法やその他労働法令では語尾が多い。雇用保険では単純
な数字が問われるが、労災では重要な数字以外あまり問われない。健康保
険は任継関係がやたら多いことなどです。

*おすすめできない勉強方法

【単に基本書を塗りつぶすな】

 基本書への「書込み派」の方(私がそうですが)が陥りやすいのが、ただ
単に講義の板書・学校で配布されるプリント・他の教材の解説等を基本書
に書き込むことや、やたらとマーカーで基本書を塗りつぶすことで理解し
たと錯覚してしまう方法です。私の1年目の失敗です。

 これでは基本書に補筆しただけのことで、写すことと勉強することは違
うと思います。とにかく問題を解いて悩んだり、その結果わかったところ、
何度もひっかかったところを中心に書き込むと良いです。

【参考書は買いたいだけ買えば良い】

 もうひとつはいろんな教材に手を出して中途半端にしてしまうことです。
買うことは構いませんが(迷っているなら精神衛生上買った方が良いです。
私はたくさん買いました)、自分に合わないと思ったらその教材はやらない
方が良いです。

 こうすることにより教材は自然に絞られてきます。

*合格を振り返って

【模試の点数は関係ない】

 模試(答練)は受けましょう。模試の結果を気にして受けない人がいますが、
全く気にしなくていいと思います。

 模試は各資格学校の予想問題なのですから、こんなに良い教材はありま
せん。できれば複数の資格学校の模試は受けるべきです。結果できなかった
ところをしっかり復習すれば合格できます。
 
 実際、私は大原の模試等では毎回偏差値57~58くらい、TACの直前
模試でもC判定でしたから決して優等生ではありません。合格後、先生にも
「予想外」と言われたのですから(笑)

【合格したから話せること】

 地域の夏のイベント開催が私の仕事のひとつです。

 毎年試験日前日がイベント開催日と重なるため、お盆が過ぎると残業が続
き、今年も試験前日、私は早朝から夜中まで汗だくで働いていました。フラ
フラとなり帰宅し、就寝は試験当日の朝3時、寝過ごすのが恐くてほとんど
眠れませんでした。

 当然試験日は疲労と筋肉痛、おまけに日焼けと寝不足で、最悪のコンディ
ションでした。確かにこれほどの状態で望む受験生は少ないと思いますが、
でもそれは私の中では「想定内」のことだったのです。

 結果合格できましたが、できなくても前日の仕事のせいにはしなかったと
思います。人ぞれぞれ置かれた環境は違うのですから仕方がありません。
でも「やる気」が大抵のことをカバーしてくれると思います。

*試験を振り返って

 私は科目免除者(徴収法6問)なので問題がもらえないため択一の採点がで
きず、記憶をたどり採点したところ、択一最初の基準法・安衛法で「まさか
の4点」だったときは正直「もうダメ」と諦めました。

 結果的には選択・択一とも足きりなしで合格できたのでバンザイでしたが。

*その他

【労働保険事務組合担当者へ】

 私は労働保険事務組合業務に20年携わっていましたので、徴収法が免除
となる資格があったため1年目は迷わず「6問分減れば楽かな」程度で科目
免除を受けました。

 これは間違いなく不利です。合格したいなら徴収法免除はやめましょう。
1点2点で泣くこともあるのですから。

 なぜなら徴収法は6問だけですが、比較的難問は少なく、全く勉強してい
なくても経験のある事務担当者なら3点は取れます。すこし勉強すれば5点
くらい取れる科目です。

 一方、徴収法の科目免除となっても実際の試験では満点をもらえるわけで
なく、今年は3.6点加点されただけです。つまり「たった3点」なのです。
加えて試験時間が6問分つまり18分短縮されるわけですから、「合格する
には徴収法で点と時間を稼ぐ」に限るわけです。

 また、合格後もあらためて徴収法の基礎を勉強できたことが生かされるわ
けですから、「免除なしは一石二鳥」です。

 実際、私はというと2年目も「徴収法の私の知識は基準に達している」と
いう自負と、「免除をやめても落ちたらしい」と言われるのがいやで免除を
受けましたが。

【徴収法の選択対策は不要】

 選択問題では労災・雇用に徴収法が含まれるとされていますが、択一にお
ける徴収法免除者がある以上、選択で徴収法の難しいところは今後も出るは
ずありません(断言)。

 労災保険・雇用保険に絞って大丈夫です。

(参考)今年の本試験の点数

 選択 労基・安衛4、労災4、雇用4、労一5、社一4、健保4、厚年5、
    国年5 合計35点

 択一 労基・安衛4、労災6/7、雇用5/7、一般常識7、健保7、
    厚年4、国年7 合計43.6点(うち徴収法免除3.6点)

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