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傷病補償年金

労災16-5
 傷病補償年金又は傷病年金は、当該傷病に係る療養の開始後3年を
経過した日以後においても当該傷病が治っておらず、かつ、当該傷病
による障害の程度が厚生労働省令で定める傷病等級に該当すると認め
られる場合には、所轄都道府県労働局長は、職権をもって支給を決定
するものとされている。

■■解説■■

 この問題、間違っている箇所が2箇所ありますがわかりますか?。

 1つは、数字です。傷病補償年金は療養開始後1年6か月
経過した日以後において支給要件を見ます。

 もう1つは、支給決定する人です。都道府県労働局長ではなく、
労働基準監督署長です。

 順番に見ていきます。

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 傷病補償年金では、1年6か月と使う所と、3年と使う所がでてきます。

 1年6か月と使う所は、そもそもの支給要件の所です。

 療養の開始後1年6か月を経過した日以後に、治ゆせず、傷病等級
1~3級に該当する

 簡単に書けば、これが傷病補償年金の支給要件でした。

 ここでは、1年6か月と使います。

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 それに対して、3年と使うのは、労働基準法の解雇制限との関係です。

 療養の開始後3年を経過した日以後に傷病補償年金を受けている
労働者については、労働基準法の打切補償を行ったものとみなす
(つまり労働基準法の解雇制限が解除される)

 ここでは、3年と使います。

 本問では、1年6か月と使うべき所を3年に入れ替えて×なっています。

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 それだけでも×なんですが、更に本問では念を入れてもう1箇所
誤りの箇所を作っています。

 それが、傷病補償年金の支給決定をする人です。

 労災における保険給付に関する事務は、ほとんど全て労働基準
監督署長が行います。

 唯一の例外が、二次健康診断等給付です。

 この保険給付だけ、都道府県労働局長が行いますので要注意です。

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本問の答え>× 3年→1年6か月、都道府県労働局長→労働基準
            監督署長とすると正しい文章になります。

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