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任意単独被保険者

厚年16-8
 適用事業所以外の事業所に使用される70歳未満の者は、被保
険者となるためには、事業主の同意が必要である。
 なお、保険料については、事業主が保険料の半額を負担するこ
とにつき同意をしない場合には、被保険者は保険料の全額を負担
することになる。

■■解説■■

 任意単独被保険者とは、厚生年金の適用事業所以外の事業所、
つまり会社全体としては厚生年金に入っていない事業所において、
その労働者本人(70歳未満限定)だけ厚生年金に加入する、
そういう人のことです。

 その会社に勤めている他の労働者は、一切影響を受けません。
その人だけが、1人で厚生年金に加入するのです。 

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 「厚生年金に加入する」と簡単に言いますが、ことはそれほど
簡単ではありません。

 任意単独被保険者を雇っている会社は、その人1人のためだけ
に、厚生年金保険料の事業主分を負担する義務、保険料を保険者
に納付する義務、各種届出をする義務などを背負い込むことにな
ります。

 みなさんがそんな会社の社長だったらどう思います?。「従業
員1人のためだけに、そんな面倒なことやっとれんわ」って思い
ませんか?。

 ですから、任意単独被保険者になるためには、「事業主の同意」
が絶対条件になります。

 つまり、事業主が上記の諸々の義務を背負い込むことについて
納得(同意)して、初めて任意単独被保険者になることを保険者
は認めるのです。

 「社長さんが事業主としての諸々の義務を負担してくださるな
らば、その人を任意単独被保険者にすることを認めましょう。
でも、そうでなければ認めません」。こういうことです。

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 昨年(19年)にも、この部分は出題されています。

19-8
 任意単独被保険者となるためには、事業主の同意が必要である。

この問題の答え>○

*この19年8番という問題は、任意単独被保険者を勉強するに
 あたっては全ての選択肢を必ずチェックしておいてください。

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 ちなみに、任意単独被保険者が資格を喪失する場合(任意単独
被保険者であることをやめる場合)は、事業主の同意は必要あり
ません。

 義務を背負い込ますには背負い込ます相手の同意を得なければ
まずいですが、義務から解放するには解放する相手の同意を得な
くてもさして問題はない。

 こんなふうに覚えておいてください。

11-10
 適用事業所以外の事業所に使用される70歳未満の者が任意単
独被保険者になるには、当該事業所の事業主の同意を得なければ
ならないが、被保険者の資格の喪失については、事業主の同意は
必要としない。

この問題の答え>○

-----------------------------
 
本問の答え>× 事業主の同意がないときは、絶対に任意単独
            被保険者になることはできません。

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