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合格体験記(1)

 本日より、毎週お一人ずつ、今年(平成19年)社労士試験
に合格された方の合格体験記を掲載していきます。

 来年の試験に向けて頑張っているみなさんに読んで頂いて、
これからのご自分の試験勉強に役立てていただきたいと思い
ます。

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 第1回目の今日の合格体験記は、長谷川圭男さん(自営業・
50歳・男性)です。

* 受験回数 

  1回

* 学習方法 

  通学
 
* 使用教材
  
  大原で支給されたテキストと問題集、受験六法、(厚生労働省
  から送信される)メールマガジン労働情報、厚生労働白書

* 学習時間 
  
  トータルで1000時間程度

* 学習方法

  テキストの理解と問題集の繰り返し

* 効果があった方法

 テキストを一通り見たら、問題集の個々の設問を3回連続でできる
まで解いていく(3回連続で正解した設問は、それ以後はパス。逆に
どこかで一度間違えた問題は、それ以後3回連続正解するまで繰り返
す。○×が合っていても、解答の根拠が違っていた場合は正解としな
い)。

 これを続けていくと、例えば厚生年金保険で500問の設問がある
問題集とすると、最初はドンドン消しこみが進むが、例えば残り50
問程度になると、自分の不得意なところが残り、少し時間を空けると
何度でも間違えるような問題が浮かび上がってくる。

 この段階で、どうして繰り返し間違えるかを、特定分野の理解不足、
問題文の分かりにくさ、自分の思考の癖、そもそも特別な知識がない
と解けない(これは捨ててもよい)など、根拠をできるだけ明確にす
る。

 それでも不明な点は先生に質問するなど、早めにクリアにしておく。

 少し時間を置くと記憶が曖昧になるので、このパターンを最初から
やり直す。ただし、一度も間違えたことのない問題は一回できればそ
れ以降はパスすることで、時間を短縮するなど、効率的に復習する。

 これによって、引っかかりやすい問題のパターンが見えてくるので、
試験直前にはこの残った設問と弱い部分を中心に復習する。

 出来る問題に必要以上の時間をかけず、間違いやすいところにエネ
ルギーを集中することが、合否の最大のポイントのような気がします。

* 効果

 この50問程度の中から、出題されていることが驚くほど多かった。

 受験者が間違えやすく問題の難易度の調整に使える出題パターンは
それほどたくさんあるわけではない、ということではないか。

 私の場合、このパターンが見える前と後で模試の択一式の得点がち
ょうど10点アップした(合格ライン未達からクリアに)。

 最初は大変に思えるが、途中からドンドン残りの設問が減っていっ
て、設問当たりの所要時間も短くなるので意外に効率的だった。

* 注意点

 一科目の消しこみを終えるまでのワンサイクルをできるだけ2週間
以内とする。

 これは、葉玉匡美(はたままさみ)という弁護士で、司法試験の予
備校講師時代に、教え子の9割を合格させた人の、2×4勉強法(記
憶強化のために、一週間の間に4回の記憶喚起を2度(合計8回繰り
返す)を自分なりに応用してルール化した。

 上記の例では、間違えやすい設問はワンサイクルの間に少なくとも
8回くらいは見ることになるので、復習する場合も全く記憶が飛んで
しまっていることはほとんどなかった。

* やりたかったができなかった勉強法

 先述の葉玉弁護士が紹介している勉強法はほかにもあって、その中
で最強の方法は「人に教えること」。

 私の経験でも効果は間違いないと思ったので、お互いに教えあうよ
うなことが同じクラスの人とできないかと思い、とりあえず勉強方法
の情報交換でもしませんか、と声かけを何度かしてみたが、ついに同
好の士を得られなかった。

 一人で孤独に勉強しているよりは勉強が楽しくなるし、記憶の定着
も格段によくなるのでやってみたかった(私に魅力がなかったのかも
しれない)。

 通学の場合は、授業のために週に一度は同じ場所に大体同じメンバ
ーが集まるので、授業の後に30分でも希望者同士がお互いに教えあ
うような機会があってもよいと思った。

 先生に一人ずつ質問する順番を待っている間でもできることだし、
それをやってなお分からないことを先生に質問するようにすれば、ト
ータルでの効率もあがるのではないか。

* ほかに注意したこと

 一般常識で落ちたくなかったので、白書には比較的時間をかけた方
だと思う。

 それから、選択式の問題集は、テキストの理解と同時並行で一度目
を通した後で、科目別の定例試験と模試の前にも間違えた設問中心に
見直しをした。

 白書では、これまでの制度の変遷と現在の課題、選択式問題集では
答えを選び出す訓練を重視して取り組んだ。

 どこまでやっても一般常識と選択式は何が出るか分からない怖さは
あるが、きちんと準備すればかなり合格確率は上げられると思う。

[参考]本試験結果

【選択式】
 労基・安衛3点、労災5点、雇用5点、労一4点、社一4点、
 健保5点、厚年4点、国年5点
 総得点35点

【択一式】
 労基・安衛4点、労災5点、雇用6点、一般常識10点、健保9点、
 厚年7点、国年8点
 総得点49点  

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