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均等待遇

労基19-1

 均等待遇を定めた労働基準法第3条では、労働者の国籍、信条、
性別又は社会的身分を理由として賃金、労働時間その他の労働条
件について差別的取扱いをすることは禁止されている。

■■解説■■

 8月の試験日後から、お休みしていた過去問解説を再開します。

 そろそろ来年に向けて始動です。

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 いわゆる均等待遇を定めた労働基準法3条は、あくまでも

      国籍・信条・社会的身分

 この3つ(だけ)を理由とする労働条件の差別的取扱いを禁止
する規定です。

 ポイントは、この問題の論点でもある

      この中に「性別」が含まれていない

ということです。

 つまり、3条では、性別による労働条件についての差別を禁止
していない
のです

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 ここで混同してはいけないのは、

 労働基準法(3条)‥‥性別による労働条件の差別的取扱いが禁止
            されていない

 男女雇用機会均等法‥‥性別による労働条件の差別的取扱いが禁止
            されている

ということです。

 本問の問題文を読むと「労働基準法3条では」って言っています。
あくまでも、「労働基準法ではどう言っていますか?」と訊いてい
るだけですから、均等法で差別が禁止されているということを考え
てはいけないのです。

 勉強が進んでくると、色々な法律を勉強しますので、頭の中が混
乱してきますが、自分がどの法律の問題を解いているのかを意識し
ましょう。

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 ついでに押さえておきたいポイントを2つ。

1、3条に挙げられている「労働条件」に、雇入れは含まれない。

  つまり、会社はどんな人を雇うかの自由を持っているため、
 特定の労働者を、その人の「信条」を理由に、従業員として
 雇わなくても、それは3条に違反しない。

  「三菱樹脂事件」という有名な判例があります。
  どんなテキストにも載っていますので、結論だけ押さえておき
 ましょう。

2、3条では性別を理由とする労働条件の差別的取扱いを禁止して
 いませんが、数ある労働条件のうち唯一「賃金」についてだけは、
 4条で、

 女性であることを理由として、賃金について、男性と差別的取扱い
 をしてはならない

 として、差別的取扱いを禁止しています。

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 本問類似の問題として、こんな問題も出題されています。

労基14-1

 均等待遇を定めた労働基準法第3条では、労働者の国籍、信条
又は社会的身分を理由として賃金、労働時間その他の労働条件に
ついて差別的取扱をすることは禁止されているが、性別を理由と
する労働条件についての差別的取扱は禁止さていない。

この問題の答え>○

 全く同じところを訊く過去問です。過去問学習の重要性がわかります。

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本問の答え>× 

* 前回の「塩らーめん風おむすび」の姉妹品「味噌らーめん風
 おむすび」の写真です。

Onigiri2

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