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社労士試験の勉強法(2)

 
 前回に引き続き、では社労士試験の勉強として、具体的に何をして
いけばいいのかについてお話ししていきます。

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 ここで、試験勉強の期間を大きく2つに分けます。

(1) 現在~5月   基礎力養成期間
 
(2) 5月~本試験  直前期間

 まずこの5月まで(基礎力養成期間)の勉強方法について、お話し
します。

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1、基本テキスト・択一式過去問題集・選択式予想問題集の3つを
  用意する

(1) 基本テキスト

 基本テキストとは、これから本試験当日まで、自分がずっと使い
続けるテキストのことです。
 
 市販のものでもなんでも構いません。中身をペラペラと見てみて、
「これなら」と自分で納得いくものを選んでください。
 
 テキストには自分との「相性」がありますので、いくら他人が薦
めるものでも、それが自分に合わなければいずれ勉強が嫌になって
きます。自分に合うものを自分の眼で選んでください。

*基本テキストは必ず「2008年版」を用意してください。社労士
 試験は法改正が多いので、古いテキストを使うことは「百害あって
 一利なし」です。

≪おススメ≫(というか、私が受験していた時に使っていました)
 住宅新報社「真島のまるわかり社労士」 

(2) 択一式過去問題集

  択一式過去問題集は、大きく分けて3種類あります。
  A 一問一答型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、選択肢ごとにバラバラにして
      並べ直した過去問題集
  B 分野別型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、問題ごとに分野別に並べ直した
      過去問題集
  C 年度別型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、出題年度ごとに並べてある過去
      問題集
 
 このうち、まず用意するのは「一問一答型」過去問題集です。

≪おススメ≫(これはすごくおススメ。もちろん私も使っていました)
 iDE社労士塾「条文順・過去問題集1~5」

(3)選択式予想問題集

 選択式問題は、過去問と言っても各科目1年に1問しかありません
ので、予想問題をこなさなければなりません。問題数が多く載ってい
る予想問題集を、これもご自分の気に入ったものを用意してください。

≪おススメ≫
 LEC東京リーガルマインド「出る順社労士選択式マスター」
 住宅新報社「真島のわかる社労士選択式徹底整理」

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2、過去問の重要性を理解する

 過去問とは、読んで字の如く、社労士試験で過去に出題された問題
のことです。「前に出た問題なんか、もう出ないよ」というのは大き
な間違いです。

 実際に過去問を見てみればわかりますが、社労士試験では何度も何
度も同じような問題が出題されています。

 これは、出題者の立場に立って考えてみれば納得できます。

 もしあなたが「社労士試験の問題を作ってください」と依頼されたら、
どうしますか?。いちから自力で作りますか?。

 恐らくまず最初に参考にしようと思うのは、過去問のはずです。「こ
れまで、どんな問題が出されているのだろう?」って。実際の出題者も
同じです。

 更に、意外に見落とされがちなのですが、社労士試験受験者全員に
共通で与えられている教材は、実は過去問だけなのです。

 使っているテキストはそれぞれ違いますし、資格学校に行っている人、
行っていない人いろいろですが、唯一共通に全員が見ることができる
のが過去問です。

 そして過去問こそ、出題者が受験生に示している社労士試験のハー
ドルを具体化したもの
なのです。

 「これを解いて合格点を取ることのできる人を合格にします。でき
ない人は合格させません」と、出題者は問題を通して、受験者に具体
的な基準を示してくれているのです。

 これを無視する手はありません。そしてまさに、この過去問こそが、
前回説明した「幹や太い枝」にあたるものなのです。

 「これを解いて合格点を取ることのできる人を合格にします」と出
題者が示しているわけですから、これこそが社労士試験においてまず
一番に押さえていかなければならない中心事項、すなわち「幹や太い
枝」ということです。

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3、勉強を始めた時から、同時並行で問題(択一式過去問)を解く

 社労士試験には、どうすれば合格できますか?。

 試験に出される問題を解いて、合格点を取れば合格です。

 「なにを当たり前のことを‥‥」と思われるかもしれませんが、意外
にこんなことを意識せずに勉強を続けている人が多いのです。

 社労士試験は、知識の多さを競う場所ではありません。極論すれば、
いくら難しいことを知っていようが、社労士試験で出される問題に正
解できなければ、それは試験勉強においては全く無意味なことなので
す(これが前に説明した「試験勉強と学問は別物だ」という意味です)。

 みなさんの目標は、合格、すなわち来年の試験に出される問題が解け
るようになることです。

 とすれば、勉強の最初から、問題を解く訓練を積んでおくことが重要
です。陸の上でいくら泳ぎ方を勉強しても、実際に水に入らなければ泳
げるようにならないのと同じです。

 しかし、いきなり何も知らないうちから問題を解いても解けるわけが
ありません。それは、泳ぎ方を知らない人を、いきなりプールに放り込
むようなものです。

 問題を解くことに少しずつ慣れていくうえで、最適な教材が一問一答型
択一式過去問題集です。

 授業を受けたら、すぐ該当分野の一問一答型択一式過去問題集を解い
てみてください。

 ここで、ただ解くだけではだめです。解いたら、基本テキストの該当
ページに「過去問がここから出た」とわかる、印なり色なりをつけてい
くのです。

 これをずっと続けていくと、基本テキストの中で印や色がついている
部分が過去問で出題された部分、つまりみなさんが初めに押さえていか
なければならない部分だと一目でわかります。

 と同時に、基本テキストの中でも印や色がほとんどつかない部分があ
ることがわかります。ここは比較的「後回しでもいいかな」という部分
になります。

 この作業をすることで、膨大な量の基本テキストにメリハリ(濃淡)
がついてきます。

 まず必ず押さえなければいけない部分と、そうでもない部分を分ける
この作業を授業の進行と同時にどんどん進めていってください。これが、
のちのち試験直前期に大変役に立ってきます。

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4、選択式対策も怠りなく

 選択式は過去問が少ないので、予想問題集を解いていきます。

 実は勉強が進んでくると、社労士試験で本当に恐いのは択一式より
むしろ選択式であるということがわかってきます。

 基本的に、択一式は勉強すればするほど点数が伸びてきます。

 しかし、選択式は各科目1問しか出題されません。その1問が、もし
自分の知らない分野や不得意分野であったりしたら、そこで足切り=
不合格ということもありえるのです。

 「選択式は運だ」という人もいます。

 しかし、ただ「運だ」の一言で片付けていても仕方がないので、日頃
からできるだけ多くの問題に接して「運」も味方につけるようにして
いきましょう。

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5、常に基本テキストに戻る

 基礎力養成期間は、上の2、3、4を繰り返していってください。

 一問一答型の過去問題集は何回もやっているうちに段々と答えを
覚えてしまいますので、そこまで進んできたら分野別の過去問題集や
年度別の過去問題集を使ってみてください。

 この時に忘れてならないのは、勉強する時は常に自分の「基本テキ
スト」に戻るということです。

 「基本テキスト」に載っていない事項については、書き込むなり
付箋を貼るなどして、全ての情報を「基本テキスト」に集約していっ
てください。

 本試験直前には、短時間で全科目を見直さなければいけません。

 その時に、自分が1年間勉強してきたことが、あちこちにバラバラ
になっていたら見直しが大変です。

 「基本テキスト」に全てを集約しておいて、これを見れば1年間
勉強してきた内容が全てわかるという状態にしておいてください。

 何度も何度も同じテキストを見ていると、どんどん記憶も定着して
きます。どこに何が書いてあったかも、頭に残ってきます。

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 5月以降の勉強法については、また機会があればお話します。

 試験勉強を始めた今のみなさんには、2つの選択肢しかありません。

 あきらめるか、合格するか

 最後まであきらめず、11月には今とは違う新しい自分を見つけま
しょう。

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