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合格発表が近づいてきました

 あと約10日で今年の本試験の合格発表です。

 ここまで長かった(笑)。あの夏の日が、本当にはるか遠い出来
事のように感じられます。

 今年の択一の合格点は、何点なのでしょう?。選択の救済科目は?。

 もう今の時期には既に合格者も決定し、舛添厚労大臣名の合格証書
も印刷され、発表当日に向け発送準備も進んでいることでしょう。

 どきどきですね。

 私が受験していた頃は、社労士試験センターのウェブサイトに
午前10時頃に合格者番号が掲載される何時間も前に、「官報」の
ウェブサイトで番号を見ることができたらしいのですが、今はどう
なっているのでしょうか。

 番号あると嬉しいですよ、本当に。ちょっと感動してしまいます。

 そんな日まであと約10日。心静かに待ちましょう。

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[下の写真について] 

 こんなおむすびを発見。

 味は、塩らーめんの粉末スープをご飯にまぶした味でした。

 姉妹品として、「味噌らーめん風おむすび」もありました。 

Onigiri
 

社労士試験の勉強法(2)

 
 前回に引き続き、では社労士試験の勉強として、具体的に何をして
いけばいいのかについてお話ししていきます。

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 ここで、試験勉強の期間を大きく2つに分けます。

(1) 現在~5月   基礎力養成期間
 
(2) 5月~本試験  直前期間

 まずこの5月まで(基礎力養成期間)の勉強方法について、お話し
します。

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1、基本テキスト・択一式過去問題集・選択式予想問題集の3つを
  用意する

(1) 基本テキスト

 基本テキストとは、これから本試験当日まで、自分がずっと使い
続けるテキストのことです。
 
 市販のものでもなんでも構いません。中身をペラペラと見てみて、
「これなら」と自分で納得いくものを選んでください。
 
 テキストには自分との「相性」がありますので、いくら他人が薦
めるものでも、それが自分に合わなければいずれ勉強が嫌になって
きます。自分に合うものを自分の眼で選んでください。

*基本テキストは必ず「2008年版」を用意してください。社労士
 試験は法改正が多いので、古いテキストを使うことは「百害あって
 一利なし」です。

≪おススメ≫(というか、私が受験していた時に使っていました)
 住宅新報社「真島のまるわかり社労士」 

(2) 択一式過去問題集

  択一式過去問題集は、大きく分けて3種類あります。
  A 一問一答型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、選択肢ごとにバラバラにして
      並べ直した過去問題集
  B 分野別型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、問題ごとに分野別に並べ直した
      過去問題集
  C 年度別型
    ‥‥択一式本試験過去問題を、出題年度ごとに並べてある過去
      問題集
 
 このうち、まず用意するのは「一問一答型」過去問題集です。

≪おススメ≫(これはすごくおススメ。もちろん私も使っていました)
 iDE社労士塾「条文順・過去問題集1~5」

(3)選択式予想問題集

 選択式問題は、過去問と言っても各科目1年に1問しかありません
ので、予想問題をこなさなければなりません。問題数が多く載ってい
る予想問題集を、これもご自分の気に入ったものを用意してください。

≪おススメ≫
 LEC東京リーガルマインド「出る順社労士選択式マスター」
 住宅新報社「真島のわかる社労士選択式徹底整理」

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2、過去問の重要性を理解する

 過去問とは、読んで字の如く、社労士試験で過去に出題された問題
のことです。「前に出た問題なんか、もう出ないよ」というのは大き
な間違いです。

 実際に過去問を見てみればわかりますが、社労士試験では何度も何
度も同じような問題が出題されています。

 これは、出題者の立場に立って考えてみれば納得できます。

 もしあなたが「社労士試験の問題を作ってください」と依頼されたら、
どうしますか?。いちから自力で作りますか?。

 恐らくまず最初に参考にしようと思うのは、過去問のはずです。「こ
れまで、どんな問題が出されているのだろう?」って。実際の出題者も
同じです。

 更に、意外に見落とされがちなのですが、社労士試験受験者全員に
共通で与えられている教材は、実は過去問だけなのです。

 使っているテキストはそれぞれ違いますし、資格学校に行っている人、
行っていない人いろいろですが、唯一共通に全員が見ることができる
のが過去問です。

 そして過去問こそ、出題者が受験生に示している社労士試験のハー
ドルを具体化したもの
なのです。

 「これを解いて合格点を取ることのできる人を合格にします。でき
ない人は合格させません」と、出題者は問題を通して、受験者に具体
的な基準を示してくれているのです。

 これを無視する手はありません。そしてまさに、この過去問こそが、
前回説明した「幹や太い枝」にあたるものなのです。

 「これを解いて合格点を取ることのできる人を合格にします」と出
題者が示しているわけですから、これこそが社労士試験においてまず
一番に押さえていかなければならない中心事項、すなわち「幹や太い
枝」ということです。

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3、勉強を始めた時から、同時並行で問題(択一式過去問)を解く

 社労士試験には、どうすれば合格できますか?。

 試験に出される問題を解いて、合格点を取れば合格です。

 「なにを当たり前のことを‥‥」と思われるかもしれませんが、意外
にこんなことを意識せずに勉強を続けている人が多いのです。

 社労士試験は、知識の多さを競う場所ではありません。極論すれば、
いくら難しいことを知っていようが、社労士試験で出される問題に正
解できなければ、それは試験勉強においては全く無意味なことなので
す(これが前に説明した「試験勉強と学問は別物だ」という意味です)。

 みなさんの目標は、合格、すなわち来年の試験に出される問題が解け
るようになることです。

 とすれば、勉強の最初から、問題を解く訓練を積んでおくことが重要
です。陸の上でいくら泳ぎ方を勉強しても、実際に水に入らなければ泳
げるようにならないのと同じです。

 しかし、いきなり何も知らないうちから問題を解いても解けるわけが
ありません。それは、泳ぎ方を知らない人を、いきなりプールに放り込
むようなものです。

 問題を解くことに少しずつ慣れていくうえで、最適な教材が一問一答型
択一式過去問題集です。

 授業を受けたら、すぐ該当分野の一問一答型択一式過去問題集を解い
てみてください。

 ここで、ただ解くだけではだめです。解いたら、基本テキストの該当
ページに「過去問がここから出た」とわかる、印なり色なりをつけてい
くのです。

 これをずっと続けていくと、基本テキストの中で印や色がついている
部分が過去問で出題された部分、つまりみなさんが初めに押さえていか
なければならない部分だと一目でわかります。

 と同時に、基本テキストの中でも印や色がほとんどつかない部分があ
ることがわかります。ここは比較的「後回しでもいいかな」という部分
になります。

 この作業をすることで、膨大な量の基本テキストにメリハリ(濃淡)
がついてきます。

 まず必ず押さえなければいけない部分と、そうでもない部分を分ける
この作業を授業の進行と同時にどんどん進めていってください。これが、
のちのち試験直前期に大変役に立ってきます。

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4、選択式対策も怠りなく

 選択式は過去問が少ないので、予想問題集を解いていきます。

 実は勉強が進んでくると、社労士試験で本当に恐いのは択一式より
むしろ選択式であるということがわかってきます。

 基本的に、択一式は勉強すればするほど点数が伸びてきます。

 しかし、選択式は各科目1問しか出題されません。その1問が、もし
自分の知らない分野や不得意分野であったりしたら、そこで足切り=
不合格ということもありえるのです。

 「選択式は運だ」という人もいます。

 しかし、ただ「運だ」の一言で片付けていても仕方がないので、日頃
からできるだけ多くの問題に接して「運」も味方につけるようにして
いきましょう。

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5、常に基本テキストに戻る

 基礎力養成期間は、上の2、3、4を繰り返していってください。

 一問一答型の過去問題集は何回もやっているうちに段々と答えを
覚えてしまいますので、そこまで進んできたら分野別の過去問題集や
年度別の過去問題集を使ってみてください。

 この時に忘れてならないのは、勉強する時は常に自分の「基本テキ
スト」に戻るということです。

 「基本テキスト」に載っていない事項については、書き込むなり
付箋を貼るなどして、全ての情報を「基本テキスト」に集約していっ
てください。

 本試験直前には、短時間で全科目を見直さなければいけません。

 その時に、自分が1年間勉強してきたことが、あちこちにバラバラ
になっていたら見直しが大変です。

 「基本テキスト」に全てを集約しておいて、これを見れば1年間
勉強してきた内容が全てわかるという状態にしておいてください。

 何度も何度も同じテキストを見ていると、どんどん記憶も定着して
きます。どこに何が書いてあったかも、頭に残ってきます。

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 5月以降の勉強法については、また機会があればお話します。

 試験勉強を始めた今のみなさんには、2つの選択肢しかありません。

 あきらめるか、合格するか

 最後まであきらめず、11月には今とは違う新しい自分を見つけま
しょう。

社労士試験の勉強法(1)

 
 これから、初めて社労士試験の勉強を始める方向けに社労士試験
の勉強法についてお話していきます。

 もちろん試験の勉強法などというものは、十人十色です。これで
なければ絶対にダメというものはありませんので、ここでお話する
内容も1つの参考にして頂ければという気持ちで書いています。 

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1、あなたはなぜ社労士試験を受けようと思ったのですか?

 これをまずはっきりさせておきましょう。できれば、どこかに
書き出しておくと良いと思います。

 これから本試験当日まで、何か月にもわたって試験勉強をして
いく途中には、必ず「もうやめようかな」って思う時が来ます。

 その時に、今のあなたの気持ちをもう一度思い出して欲しいのです。

 試験勉強でくじけそうになった時に、いま書き出したあなたの
気持ちを読み返してみてください。

 きっと元気が出るはずです。

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2、本当に自分が合格できるのかな?

 社労士試験は8月末です。この時点で、みなさんの頭の中に全科目
の知識が整然と入っていなければ合格はできません。

 「そんなこと、自分にできるのかな?」と不安なあなた。

  大丈夫です。合格できます。

 今年の合格者も、最初は今のあなたと同じ位置にいました。でも、
ちゃんと合格しています。

 社労士試験は「1番」を取らなければ合格できない試験ではありま
せん。毎年4,000人前後の人が合格する試験です。

 みなさんの努力と、勉強方法を誤らなければ、特別な才能などなく
ても合格できるのです。

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3、正しく効率の良い勉強方法

 社労士試験を絶対「1番」で合格したいという人は、ここから先は
読まないでください。あなたの期待に沿うような勉強法は、ここには
書かれていません。

  ビリでもなんでも合格できればOK

  努力は惜しまないが、無駄な努力はしたくない

 こう割り切って考えられる方に有効な「正しく効率の良い勉強方法」
についてお話しします。

 例えば、1つの科目全体が1本の木だと思ってください。

 その木の隅から隅まで全部頭の中に入れる。

 もちろん、これができれば言うことはありません。

 しかし、社労士試験は科目数も多く、理解しなければいけない事項も
膨大です。

 1科目くらいならば、木の隅々まで全部頭の中に入れることもできる
でしょう。

 しかし、それを全科目することができますか?。

 まず不可能です。

 では、どうすればよいのか?。

 幹(みき)や太い枝を押さえてしまう
 *幹や太い枝が具体的に何なのかは後で述べます

 まずは、これをやってください。

 実は、これだけでも結構大変な作業なのです。しかし、これは決して
不可能なことではありません。というより、これすらできなければ合格
はまずおぼつかないと思ってください。

 そしてこの「幹や太い枝」が押さえられた後に、「細い枝や葉っぱ」
を押さえる作業に入っていく
のです

 特に性格が几帳面で真面目な方に多いのですが、テキストを最初か
ら最後まで全部同じ比重で細かく読んでいこうとする人がいます。つま
り、幹や太い枝も葉っぱも同じ比重で全部理解しようとするのです。

 社労士試験のように範囲が膨大な試験でこれをやると、まず間違い
なく途中でくじけます。

 そして「自分はこの試験には向いていない」と誤解して、そこであき
らめてしまいます。

 そうではありません。この人は「この試験に向いていない」のではな
く、勉強方法を誤っているだけなのです。

 「正しく効率の良い勉強方法」をしていけば、「1番」での合格は
無理ですが、最低限「合格点」をクリアーすることは十分可能なのです。

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4、さあ、次はあなたが合格する番です

 私のクラスでは、この「正しく効率の良い勉強方法」という考えを
意識しながら授業を進行していきます。

 ですから、出題実績の乏しい難解な部分は思い切って捨てていく
こともありますので、学問の王道を求める人には物足りない授業だ
と思います。

 しかし、試験勉強と学問は別物です。

 常に「社労士試験合格のために何が必要なのか」を意識して、「限ら
れた時間の中で、効率良く勉強して合格点を確保するためにはどうすれ
ば良いのか」を考えていきましょう。

 試験勉強には、特殊な才能は必要ありません。努力と勉強方法を誤ら
なければ、次はあなたが合格する番です。

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 次回は、「では具体的に何をしていけばいいのか」についてお話し
します。

法改正(5)

 法改正第5回の今日は、年金です。

 年金は細々とした改正点がいくつかありますが(例-被保険者に
対する情報提供とか)、ここでは一番大きな改正点である「3号分割
制度」についてお話しします。

 なお、法改正シリーズは今回で最後となります。

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 最初に注意。

 平成19年4月から始まった「離婚時の年金分割制度」と、今回
平成20年4月から始まる「3号分割制度」は全く別物です。

 まずこれをしっかりと認識してください。

 ここでは、前者を「合意分割」、後者を「3号分割」と呼んで区別
します(これは正式名称ではありませんので、テキストによっては違
う呼び方をしているかもしれません)。
 
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 違いを見てみましょう(わかりやすいように、夫がサラリーマン・
妻が主婦で、妻から分割を求めるという典型的な例で説明します)。

[合意分割]

1、平成19年4月1日以後の離婚が対象

2、分割割合について、夫との間で合意が必要

3、分割割合に下限と上限がある(上限が2分の1)

4、分割の対象となる期間は、平成19年4月1日より前を含む
  全婚姻期間

5、離婚から2年過ぎると分割不可

[3号分割]

1、平成20年4月1日以後の離婚が対象

2、分割割合について、合意は不要(妻からの一方的な請求で分割
  可能)

3、分割割合は必ず2分の1

4、分割の対象となる期間は、平成20年4月1日以後の妻が第3
  号被保険者であった期間

5、離婚後何年経っていても分割可

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 ということで、両者はまるっきり別の制度だと最初から思って
おいた方が混乱を防げます。

 では、平成20年4月1日以後に離婚をした場合、どうなるの
でしょうか。

 合意分割するの?3号分割するの?ということです。

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 平成20年4月1日以後に離婚をした場合でも、合意分割するこ
とができます。

 ただし、その場合でも平成20年4月1日以後で妻が第3号被保
険者であった期間については3号分割をしたものとみなされます。

 まずこの期間を強制的に2分の1で分割したうえで、それ以外の
期間について夫婦の報酬総額に基づいて按分割合を定めることに
なります。
  
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 ちょっと複雑ですね。今の段階では、こんな制度ができるんだな~
という程度で見ておいてください。
 

法改正(4)

 
 今月から、来年の試験に向けた私の担当する新しい講座が開講
しています。

 初めての方も、昨年からの方も、長丁場になりますが、頑張って
いきましょう。

 法改正第4回の今日は、健康保険法です。

 主な改正点を挙げていきます。

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1、70歳以上の医療費自己負担が変わります。

 [改正前]70歳~   1割負担(一般)

 [改正後]70~74歳 2割負担(一般)
       75歳~   1割負担(一般)

 ただし、報道されているとおり、実際の医療費負担の増加は
平成20年4月の制度開始からしばらくの間は凍結されるよう
です。
 
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2、乳幼児の自己負担軽減が小学校入学前まで拡大されます。

 [改正前] 3歳未満      2割負担

 [改正後] 小学校入学前まで  2割負担

 正確に言うと「6歳に達する日以後の最初の3月31日まで」
ということになります。

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3、70歳以上の高額療養費自己負担限度額が変わります。

 [改正前] 外来            12000円
       世帯単位          44400円

 [改正後] 外来    70~74歳  24600円
               75歳~    12000円

       世帯単位  70~74歳  62100円
             *多数回該当だと44400円

               75歳~    44400円

 いずれも所得は「一般」の人についてです。昨年改正があった
のに続いての改正になります。社労士受験者としては、「おぼえ
るの大変なんだから、いっぺんに改正しろ」と言いたくなるとこ
ろですが。
 この改正も、上記1が凍結されるとセットで凍結されるようです。

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4、高額医療と高額介護の合算制度が新設されます。

 医療保険と介護保険の自己負担額を合算し、一定の限度額を超え
た額が支給される制度です。

 医療と介護の自己負担を合わせると著しく高額になる人の負担が
軽減されます。

 [合算制度の限度額(一般の場合)]

   ~70歳  年額67万円
 70~74歳  年額62万円
 75歳~    年額56万円  

法改正(3)

 
 第3回の今日は、労働一般のうちパートタイム労働法です。

 主な改正点を挙げていきます。

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1、労働条件の文書交付・説明義務

 [改正前]労働条件の文書交付による明示(努力義務)

  労働基準法で文書交付を義務付けるもののほか、昇給・退職手当・
 賞与・安全衛生・職業訓練などに関する事項について文書の交付に
 より明示するように努める。

 [改正後]労働条件の文書交付等による明示(義務化)

  労働基準法の義務に加え、昇給・退職手当・賞与の有無につき文
 書の交付等による明示を義務化
→違反の場合は過料(10万円)
  その他、安全衛生・職業訓練等に関する事項は引き続き努力義務

  昇給・退職手当・賞与について、明示が義務化されました。

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2、均衡のとれた待遇の確保の促進(新設)

 職務・人材活用の仕組み・契約期間が通常の労働者と同じパートタイム
労働者(いわゆる「正社員並みパート」)については、賃金・教育訓練・
福利厚生等について、差別的取扱いを禁止する。

 正社員並みパート以外のパートタイム労働者については、配慮義務、
努力義務などを規定。

 正社員と同じ形態で働いているパートタイム労働者に対する、差別禁止
規定です。

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3、通常の労働者への転換の推進(新設)

 事業主は、通常の労働者への転換を推進するための措置を講じなければ
ならない。

[具体例]
 当該事業所の外から通常の労働者を募集する場合には、その雇用する
パートタイム労働者に対して当該募集に関する情報の周知を行う

 パートに対して正社員雇用への途を開いてください、という規定です。

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4、苦情処理・紛争解決援助(新設)

 事業主は、苦情の自主的な解決を図るよう努めることとする。

 紛争解決援助の仕組みとして、都道府県労働局長による助言・指導・
勧告、紛争調整委員会による調停の対象とする。

 新たに、パートタイム労働法の中に、これらの制度が定められました。
仕組みは、均等法にあるのと同じようなものです。

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法改正(2)


 第2回の今日は、労働一般のうち雇用対策法です。

 主な改正点を挙げていきます。

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1、青少年の雇用機会確保を努力義務とする条文が新設されました

  若年者の失業率の高さ、フリーターやニートの増加等の問題に
 対処するため、青少年の雇用対策により力を入れていこうとする
 ものです。

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2、外国人の雇用管理の改善を努力義務とする条文が新設されました

  技能研修生制度の問題点等が指摘される中、言葉の問題等で雇用
 環境が悪い立場にある外国人を減らそうとするものです。

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3、外国人雇用状況の届出が義務化されました

  改正前は一定規模以上の事業主にしか義務付けられていなかった
 外国人雇用状況の届出が、外国人を雇用する全ての事業主に義務付
 けられました。

 ① 雇用保険被保険者になる外国人労働者
   ‥‥雇入れた日の属する月の翌月10日まで

 ② 雇用保険被保険者でなくなる外国人労働者
   ‥‥離職した日の翌日から10日以内

 ③ 雇用保険被保険者の要件に該当しない外国人労働者
   ‥‥雇入れ又は離職の日の翌月の末日まで

 に、事業所の所在地を管轄する職安に届出を出すことになっています。

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4、募集・採用における年齢にかかわりない均等な機会の確保が
  義務化されました。

 改正前は努力義務にすぎなかったものが、義務規定となりました。

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 試験問題として出やすいのは、上記のうち、3、4あたりだと
思います。

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