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法改正(1)

 
 ごぶさたです。しばらく更新をお休みしていましたが、そろそろ来年
向けに復活しようと思います。

 いきなり過去問解説をしてもまだ早いかなと思いますので、しばらく
は来年の試験で法改正対象になるところをお話していこうと思います。

 法改正の詳細は本格的に学習を始めてからでよいと思いますので、
今のところは軽く見ておいてください。

* ここでお話するのが法改正の「全て」ではありません。あくまでも
 主なものです。

 第1回の今日は、雇用保険法です。

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1、受給要件が変わります(19年10月1日以後に離職した方から)

  今まであった週の所定労働時間による被保険者区分(短時間労働
 被保険者・短時間労働被保険者以外の被保険者)がなくなり、基本
 手当の受給要件が一本化されます。

[改正前]

 短時間労働被保険者以外の被保険者
 ‥‥被保険者期間が通算して6か月以上(賃金支払基礎日数14日以上)

 短時間労働被保険者
 ‥‥被保険者期間が通算して12か月以上(   〃   11日以上)

[改正後]一本化

 算定対象期間(原則として離職の日以前2年間)に被保険者期間が
通算して12か月以上(賃金支払基礎日数11日以上)必要

 ただし、倒産・解雇等により離職した場合は、算定対象期間(原則
として離職の日以前1年間)に被保険者期間が通算して6か月以上
(11日以上)でOK

* これからは、原則として1年はその会社に在籍しないと、辞めた後に
 基本手当がもらえなくなります。 

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2、育児休業者職場復帰給付金の給付率が上がります(19年3月31日
  以後に職場復帰された方から22年3月31日までに育児休業を開始
  した方まで)

[改正前]

 基本給付金30% + 職場復帰給付金10% = 40%

[改正後]

   〃  30% +    〃   20% = 50%

* もう1つ育児休業給付関係で、改正があります。
 
  19年10月1日以降に育児休業を開始した方から、育児休業給付
 の支給を受けた期間が基本手当の算定基礎期間から除外されます。
 
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3、教育訓練給付の要件と内容が変わります(19年10月1日
 以降に指定講座の受講開始された方から)

[改正前]

 被保険者期間3年以上5年未満   20%(上限10万円)

      〃    5年以上   40%(上限20万円)

[改正後]一本化

 被保険者期間3年以上       20%(上限10万円)
 ただし、初回に限り、被保険者期間1年以上で受給できる

* 制度開始当初は、80%(上限40万円)で始まったのですが、
 どんどんとしょぼくなっていく教育訓練給付です。

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4、雇用保険料率が変わっています(19年4月から)

[改正前]

 一般19.5、特掲(建設以外)21.5、建設22.5

[改正後]

 一般15、特掲(建設以外)17、建設18

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 来年またチャレンジする方はもちろんですが、合格予定の方も
合格したあとも法改正だけは必ず追って行ってください。

 合格しても、1、2年そのまま何もしなければ、あっという間
に浦島太郎ですから。

 

愛知県勤労会館

 鶴舞にある愛知県勤労会館で、こんな店を見つけました。

       レストラン 勤労

 レストランはくつろいで食事をするところ。

 いくら勤労会館の中にあるとはいえ、そこに「勤労」と名付けて
しまう愛知県のこの感覚が私にはたまらないです。

 別にどんな名前をつけようが自由なんですけどね‥‥。

 どうでもいい話でごめんなさい。

Kinrou

チェンジアップ

 
 今日は日経の話です。

 日経と言っても、くだらないエコノミストの経済予想や財界人の
人脈自慢コラムではなく、ご紹介するのはスポーツ面です。

 野球評論家の豊田泰光さんが書いているコラムで「チェンジアップ」
というのがあるのですが、この9月6日の回が社労士試験を受けるみな
さんにも、とても意味のある内容だと思いますのでここでご紹介します。

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 著作権の関係で全てを引用することはできませんが、内容を要約する
と、

 若いうちは自分の可能性を信じて投手の投げるどんな球でも打って
やろうと思っていた。

 でも、それでは成績は残せない。

 「あの球は打てない」と割り切って考えるようになって、成績を残せ
るようになった。

 と、まあこんな内容なのですが、これって社労士試験でも同じことな
んですね。

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 本試験で出題される問題の全部を正解してやろうと思ってはいけない
んです。

 必ず解けない問題がある。そんな問題は見送ればいいんです。

 ストライクゾーンに来た球だけを打って、ヒットにすればそれで十分
合格できます。

 ここを勘違いすると、社労士試験の勉強は間違いなく底なし沼になり
ます。

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 豊田さんのコラムは、こんな文章で終わっています(以下引用です)。

 頭が良い人というのは物事をシンプルに割り切って考えられる人のこと
で、打者の一流と二流の差もそこにある。「何でも打たなくては」ではな
く、「打てる球を待つ」。この境地だ。

 プロは商売だから、打てば理屈をつけて、さも難しい球を打ったように
いうが、それをうのみにしてはいけないのである。

静かになりました

 本試験から1週間が過ぎ、社労士試験の世界も落ち着いてきました。

 「今年のボーダーは何点」とか「救済科目はなに」とか、いくら自分で
考えてみても、それは想像の域を超えないものです。

 心静かに発表の日を待ちましょう。

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 とは言うものの、なかなか心静かになれないのが人間というもの
です。

 「発表まで何をしようかな?」、「何かした方がいいかな?」と
いろいろと考えている方に、参考になればと思って今回書きます。

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1、ほぼ合格大丈夫!の方

  もう当分のんびりしていて結構です。毎日ニコニコしながら、
 発表までのカウントダウンをお楽しみください。

  そして、のんびりにも飽きてきたら、合格後のことを考えておき
 ましょう。

  社労士資格を自分でどう活かすのか。会社の中で活かす、独立
 開業して活かす、さまざまな途があります。

  合格発表の日から、すぐ目標に向かって動ける準備をしておくの
 も良いと思います。

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2、残念ながら‥‥の方

  もし来年も社労士試験に挑戦しようと考えているなら、ここで合格
 発表まで2か月以上空白を作ってしまうのはもったいないです。

  一番良くないパターンは、発表まで「勉強する気がしない」→発表
 後も「年内はやらなくていいや」→正月過ぎても「なんか気力がわか
 ない」→3月になっても「会社も年度末で忙しいから時間がない」と
 いったように、言い訳を重ねずるずるといってしまうことです。

  「でも、また過去問もなあ‥‥。見る気しないなあ」という方は、
 まず手始めに本試験の復習から始めてみましょう。

  模試の復習をするように、今年の本試験を復習してみてください。

  その時に、資格学校が資料として出している「問題別正答率」の表
 も手に入れて、これと照らし合わせてみると自分のこれまでの勉強法
 が正しかったのかもわかってきます。

  たとえば同じ択一35点だとしても、

 Ⓐ 正答率の高い問題(みんなができている問題)は取れているけど、
  35点だった。

  というのと、

 Ⓑ 正答率の高い問題を取りこぼしていたけど、なぜか正答率の低い
  問題を正解して(まぐれ?)35点だった。

  では、全然内容が違いますからね。

  Ⓐの人は勉強法は間違ってなかった、でも量的に足りなかったとい
 うことですし、Ⓑの人は今の勉強法の方向が間違ってはいないかとい
 うことです。

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 きつい言い方ですが、今年と同じでは来年の結果も今年と同じです。

 自分に何が足りなかったのか(例えば仕事が忙しくて十分勉強時間が
取れなかったということであれば、今年はどうやってその勉強時間を捻
出するのか)を、比較的余裕のある今の時期に考えてみてください。

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