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傷病手当(雇用保険)

雇保15-6

 傷病手当は、受給資格者が離職後、傷病又は負傷のために公共
職業安定所に出頭して求職の申込をすることができない場合に、
その者により生計を維持されている同居の親族の請求に基づき
支給される。

■■解説■■

 傷病手当の支給要件の中で、重要なポイントが2つあります。

 1つは本問で聞かれている「求職の申込を終えている」ことです。

 もう1つは「継続して15日以上」職業に就けないという点です。

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 ケガや病気で職業に就けない場合に、雇用保険が用意している制
度はいくつかあります。

 みなさんも、それぞれその分野で出てきた時は「ふむふむ」と理
解していると思いますが、いざ問題で出てくると「一体どの制度を、
どの場面で使うのか」がよくわからなくなってしまうと思います。

 まとめるとこうなります。頭の中を整理しておいてください。

 求職の申込をする前・・・・継続して30日以上で受給期間の延長

 求職の申込をした後

(1)継続して15日未満・・・・証明認定により基本手当

(2)継続して15日以上30日未満・・・・傷病手当

(3)継続して30日以上・・・・傷病手当 又は 受給期間の延長 

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 傷病手当については、これ以外に

・受給期間の延長と傷病手当はどちらか1つしか選べない

・待期期間や給付制限期間は傷病手当は出ない(11-5)

 この辺りもよく聞かれるところです。

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 本問では、まだ求職の申込をしていないので、傷病手当は支給さ
れません。

 この点に気づけば、単純に支給要件を聞いているだけの問題なん
だとわかっていただけると思います。

 「生計を維持されている同居の親族‥‥」といったあたりの記述
は、出題者が受験生を混乱させる(「求職の申込をしていない」と
いうこの問題の本質に受験生の目を集中させない)ためだけの目く
らまし=風車の弥七が投げる煙幕弾なのです。

 煙幕弾の煙りに騙されないようにしましょう。この手の問題は
社会保険労務士試験ではよく出題されます。

本問の答え>×

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