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特定療養費

 健保15-3

 被保険者が風邪により特定承認保険医療機関から療養を受けた
ときは、療養の給付が行われずに、特定療養費が支給される。

■■解説■■

 1日早い更新です。

 本問については、そのとおり○です。

 特定療養費については、いわゆる「混合診療の禁止」の解禁とか
らんで、何年も前から医療の世界では話題になっているところです
ので最近社会保険労務士試験でもよく出題される傾向にあります。

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 「混合診療の禁止」というのは、診療の中に一部でも保険が適用
されないものが含まれていると、原則としてその診療全体が自由診
療となり保険給付の対象外となるという原則です。

 この原則について、「こんなものは無くしてしまえ」という人々
と「いや、必要だ」という人々の間で、ここ何年も丁々発止の議論
がなされています。

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 受験対策的には、とりあえず

(1)特定承認保険医療機関の医師は、保険医でなければならない

(2)特定承認保険医療機関では、特定療養費に関することのみが
   行われる

(3)特定承認保険医療機関と、保険医療機関は同時にはなれない。

(4)特定承認保険医療機関以外で高度先進医療を受けると、全額
   自費になるということ

(5)特定療養費の領収書の規定

 これくらいで十分だと思うのですが、最近はどのテキストにも載っ
ていない通達を出すような問題が出てますね。例えば、

17-8
 特定療養費の支給対象となる治験は、患者に対する情報提供を前提
として、患者の自由な選択と同意がなされたものに限られる。したが
って、治験の内容を患者等に説明することが医療上好ましくないと認
められる場合は、特定療養費の支給対象とならない。

16-8
 予約診療について特定療養費を徴収するに当たって、それぞれの患者
を予約時間から1時間以上待たせたり、医師1人につき1日に診療する
予約患者が40人を大幅に超えるような場合は、特別の料金の徴収は認
められないとされている。

 といった問題です。これらも今年は大きな顔して載っているテキスト
もありますが、それぞれの出題年の前年のテキストでこれを載せていた
ものというのは皆無だったと思います。

 ですから、受験生の立場からすると「なんだ、これ?。知らねーよ、
こんなの」っていうのが試験会場での実感だったと思います。

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 こういうのが以前に書いたいわゆる「めくらましの問題」です。例え
ば17-8で見てみましょう(問題は各自過去問題集で見てください)。

A 15年に選択で出題されている過去問です。誤りとわかります。

B 上に書いた「治験が‥‥」という選択肢。正誤はこの時点では不明

C 「統一されている」という点で、すぐ誤りとわかります。

D 超基本事項。すぐ誤りとわかります。

E 昨年の改正事項ですから押さえられていた方が多かったと思います。
  誤りです。

 これでわかりますね。A、C、D、Eが誤りなのですから、残ったB
が正解です。Bの「治験が‥‥」というのは知識として知らなくても、
この問題は十分得点できるのです。

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 以前に書いたことの繰り返しのような感じになってしまいましたが、み
なさんに社会保険労務士試験を過度に難しく捉えてもらいたくなくてご紹
介しました。

 
本問の答え>○

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