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労働福祉事業

 労災17-7
 労働福祉事業は、原則として、独立行政法人労働者健康福祉機構が
統括して行うこととなっている。

■■解説■■

 月曜日の健康保険に続いて、昨年の問題です。

 昨年の問題について色々と言われていますが、多くの方が言われる
のが

       「過去問の焼き直しが多かった」

 ということです。

 日頃、バカのひとつ覚えのように「過去問、過去問」と言っている
私なので、「またかよ」という感じなのですが、やっぱり大事ですよ、
過去問は。

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 ただ、過去問も全て同じレベルで制覇していなければならないかと
いうとそうでもありません。

 前にも書いたような気がするのですが、過去問の中にも何回も繰り
返し出題されている問題と、たまにしか出題されない問題(中には1回
こっきりの問題も多くある)があります。

 特に1回こっきりの問題は、いわゆる難問・奇問であることが多く、
これらはまあ無視してもたいてい大丈夫でしょう。

 何回も繰り返し出題されている問題(これを知るために択一の「一問
一答型」の過去問題集
は有効です)、これは絶対押さえましょう。

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 出題者が問題を作るときに、「全ての選択肢について正確に正誤を
判定してくれ」と受験生に期待していない問題も多くあります。

 例えば、選択肢の構成が

 A 難しくて初めて見るような通達の内容

 B 過去問で何回も聞かれた内容。過去問をしっかりやっていれば
   正誤は瞬時にわかる。

 C 今年の法改正分野。まあ知っていて欲しい内容。

 D ちょっと難しい規則の内容

 E 難しくて初めて見るような通達の内容

 こんなふうになっていたら、出題者はAやDやEを知っていて欲し
いなんて全然思ってないんです。聞きたいのはただ一点、Bだけなん
です。

 つまりAやDやEは単なる目くらまし(煙幕)なんですね。水戸黄
門で風車の弥七が敵から逃げるときに放る煙幕弾みたいなものなので
す。敵も煙なんかに構わず弥七を追えばいいのに、「わあ~」とか言
って煙に気を取られている間にみすみす弥七を逃してしまう。これと
同じです。

 この問題は

 「Bを分かってますか(つまり過去問をやってきてますか)」

 「それ以外の目くらましに惑わされずBで正解できますか」

というだけの問題なんです。

 変に勉強が進んでくると、この辺りを誤解してAやDやEも分かっ
てなければ合格できないんだと勘違いして、どんどん難しい内容に走
っていってしまい、一人泥沼に沈んでいってしまう方がみえます。そ
して

   「社会保険労務士試験は覚えることが膨大で大変‥‥」

 ということになってしまうのです。

 もちろん、AやDやEについて知識として知っていればそれはそれで
大いに結構なことなのですが、出題者はそこまでは求めていないと思う
のです。

 といっても、勉強を始めたばかりの方は、どれが大事な過去問でどれ
が大事でないかの見極めをどうしたらいいのかわからないと思います。

 一つの目安としては、

 1、過去何年かで複数回同じ内容が出題されているかどうか

 2、テキストで太字なり色がついていて強調されている部分かどうか

 3、資格学校に行っている方は、講師が講義中その分野についてどうい
  う扱いをしたか

 この辺りで判断していってください。勉強が進んでくると、なんとなく
この辺りはわかってくるものです。
 また資格学校に行っている方は、講師に「この問題はしっかりやった方
がいいですか?」と聞いてみるのも良いでしょう。

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 さて、やっと本問の解説ですが、これは原則と例外がひっくり返ってい
ます。

 原則-労働福祉事業は「政府」が行う。

 例外-労働福祉事業のうち一部を「独立行政法人労働者健康福祉機構」に
    行わせる。

 本問以外にも労働福祉事業は、未払賃金の立替払事業の関係で労働一般の
「賃金支払確保法」とも関係してきます。

 それと「独立行政法人労働者健康福祉機構」と、受給権の保護で登場する
「独立行政法人福祉医療機構」(年金担保の貸付をする)を混同しないよう
にしてくださいね。

 
本問の答え>×

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