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失業等給付

 雇用11-7
 受給資格者が公共職業安定所長の指示した公共職業訓練等を受ける場
合には、所定給付日数を超えた期間について「訓練延長給付」が支給さ
れるが、他に、所定給付日数内も含む公共職業訓練等を受ける期間にわ
たって「技能習得手当」が雇用保険三事業として支給される。

■■解説■■

 雇用保険に特有の問題です。他にも同じ類の過去問をいくつか挙げて
みます。

 12-5
 就職促進給付には、再就職手当、常用就職支度金、移転費、広域求職
活動費、寄宿手当という4種類の給付が含まれる。

 14-1
 雇用保険では、労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続
が困難となる事由が生じた場合に必要な給付を行う失業等給付のほか、
失業の有無を問わず労働者の自発的な教育訓練の受講を支援する教育訓
練給付と、雇用安定、能力開発、雇用福祉のいわゆる三事業を行っている。

 15-6
 技能習得手当には、受講手当、特定職種受講手当、研修手当、及び通
所手当の3種類がある。

 16-5
 就業促進手当には、就業手当、再就職手当、常用就職支度手当の3つ
がある。

 13-7
 高年齢雇用継続給付には、高年齢雇用継続基本給付金、高年齢再就職
給付金、高年齢常用就職支度金の3種類がある。

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 「もう、やめて~」という感じですね。雇用保険法はこの類の問題が
ちょくちょく出題されます。

 単純に考えれば全然難しくない問題なんですね。テキストを見ながら
なら、何も考えることなく誰でも簡単に答えることができるはずなんで
す。
 でも、これが実際に出されると「あれれ??」ってなっちゃうんです。
どうしてでしょうか?。

 みなさんも勉強していて既に実感されていると思いますが、雇用保険
では「○○手当」とか「××給付」とか似たような名前が多くて紛らわ
しいのです。そして、それが雇用保険全体の中で一体どこに位置してい
る給付なのかが、これまた覚えにくいのです。

 出題者も受験生のそういう実態を分かっていて、あえてこの類の問題
を出してきます。
 意地悪ですねえ。でも社会保険労務士試験は基本的に「落とすための
試験」ですから、受験生としてはこのような意地悪にも耐えそれを克服
していかなければなりません(「渡る世間は鬼ばかり」の赤木春恵と泉
ピン子のような関係でしょうか。そう言えば、赤木春恵さんは実際はと
ても性格の優しい方のようですよ。まあ、どうでもいい話ですが)。

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 本題に戻ります。

 そこでこのような問題に対する対策なのですが、雇用保険の体系図
(よくテキストの最初の方や最後の方についています)をコピーして
常に手元において、ことあるごとにそれを参照しながら雇用保険の勉
強をしていくという方法をおススメいたします。

 私は、自分の受験時代には、雇用保険の基本テキストの表紙裏にコピ
ーを貼っていました。中には、コピーした体系図を適当な大きさの厚紙
に貼って、それを雇用保険のテキストのしおりとして挟んでいた方もみ
えました。

 最初はいちいち参照するのが面倒なのですが、慣れてくると段々と体
系図が頭に焼き付いてきますので、いきなり「△△給付金」とか言われ
ても、「そういえば、体系図のあの辺りにあったよなあ」とぼんやりイ
メージできるようになってきます。

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 話は脱線して行ってしまうのですが、いつも「全て自分の基本テキス
トに集約」ということを言っているのもこのためなんです。

 1つのテキストに全てを集約して常にそれを使っていると、いきなり
何か聞かれた時でも、「そういえばテキストのあの辺りの上の方に、そ
のことが書いてあったなあ」って、仮に記憶が不確かであっても不確か
ななりに記憶を呼び戻す手がかりがつかめることが多いのです。
 もちろんしっかり覚えているところなら、テキストの記載がバシッと
頭に浮かんできます。必ず

      「基本テキストを1つ決めて、それに全て集約」

を守ってください。

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 上に並べた過去問の解説もしておきますね。

 12-5‥‥×

 寄宿手当は就職促進給付ではなく、求職者給付です(なお、出題
当時には常用就職支度金という手当がありました。現在はありませ
んので、この点は気にする必要はありません)。

 14-1‥‥×

 教育訓練給付は、失業等給付の1つです。

 15-6‥‥×

 技能習得手当には、研修手当というものはありません(なお、出
題当時には、特定職種受講手当という手当がありました。これも現
在はありませんので、気にする必要はありません)。

 16-5‥‥○

 13-7‥‥×

 高年齢常用就職支度金という保険給付はありません。

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 本問については、技能習得手当は「失業等給付」のうちの「求職
者給付」の1つです。「雇用保険三事業」ではありません。

 
本問の答え>×

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