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契約期間

 労基11-2
 期間の定めのある労働契約は、一定の事業の完了に必要な期間を
定めるものであれば、3年を超える期間を定める労働契約の締結が
可能であるが、その上限は4年である。

■■解説■■

 『「期間の定めのある労働契約」とか「一定の事業の完了に必要」
とか「3年」とか、聞いたことあるなあ。なんか正しそう…かな?。
○?』

 そう考えてしまったあなた。そういうあなたを出題者は落とそうと
しています。

 もちろん問題の中には中途半端な記憶で解ける問題もあります。
しかし過去問で何回も出題されているような分野(いわゆる、大事な
ところ)では、中途半端な記憶はかえって間違いを誘います。

 出題者もそこのところは分かっていて、きちんと記憶していないと
間違えるように、それらしいキーワードを散りばめたひっかけ問題を
作ってきます。「しっかり覚えてない人は、きちんと覚えてからまた
来年いらっしゃい」と言わんばかりに。

 ただ今の段階で、こういう問題にひっかかってしまったからといっ
て悲観的になる必要は全くありません。むしろ、今の段階ではどんど
ん過去問を解いて、ひっかけ問題にひっかかって自分で体で覚えてい
ってください。
 専門学校などの授業で「こうやってひっかけてきますから注意して
ください」という話を聞いたとしても、実際のところ頭で覚えるより
練習で自分の体で覚えるのが一番有効です。
 注意して頂きたいのはただ1点です。

  1度ひっかかった問題には、2度ひっかからない。

  2度ひっかかった問題には、絶対3度ひっかからない。

*****************************

 契約期間のところは、ちゃんと順を追って1つずつ覚えて
おけばそんなに難しくはありません。

1、まず、契約期間には「期間の定めのない契約」「期間の定め
 のある契約(有期契約)」
があります。

 「期間の定めのない契約」とは、簡単に言えば、定年まで働くこ
とを前提に結ばれる労働契約を考えていただければ良いでしょう。
 これについては、期間の制限はありません。基本的に、いつでも
従業員は会社を辞めることができるからです。

 これに対して、「期間の定めのある契約」とは、例えば「3か月
だけうちの会社で働いてください」といったように、期間が決めら
れている(有期)労働契約をいいます。
 これについては、原則として、契約期間中は従業員は勝手に会社
を辞めることができません。言葉は悪いですが、会社に縛られちゃ
うわけです。ですから、労働基準法で、あまりに長期な有期労働契
約は認めないとしたのが、この条文の趣旨です。
   
2、有期労働契約については、2つに分かれます。

 イ)一定の事業の完了に必要な期間を定める有期労働契約

   例えば、山奥で10年かけてダムを造る工事をしますという
  ような場合に、この人がずっといてくれないと仕事ができない
  というような技師を雇うとしましょう。
   途中でこの人に「や~めた」って言われたら困るわけです。
  ですから、このような場合については、契約期間の制限はあり
  ません。
   事業の完了までに必要な期間(それが何年でも)の契約を結
  ぶことができます。

 ロ)イ)以外の有期労働契約

   これについて、みなさんご存知の3年とか5年という話がで
  てきます。詳細は、各自のテキストをご覧ください。

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 この問題は、上の分類で言えばイ)とロ)をごちゃ混ぜにして
作られているということがお分かりいただけたと思います。

本問の答え>×

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