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入院時食事療養費

 健保17-4
 入院時食事療養費の標準負担額は、1日について780円であるが、
市町村民税の非課税者は、1日につき650円(入院日数が90日を
超えるものは500円)に減額される。

■■解説■■

 健康保険の保険給付では少しマイナーな分野ですが、入院時食事療
養費です。

 ここは金額も結構訊かれています(昨年出題された本問の他にも、
13-9、14-10など)。

 いずれも正しい内容の選択肢として出題されています。

 まず、原則の人 

          1日780円 (これは絶対暗記)

 それから、軽減される人 

        650円   500円   300円

 
----------------------------

 上記の「金額」以外にも、標準負担額は、平均的な家計における
食費の状況を勘案して

            厚生労働大臣が

 定めるという点も要注意です(14-10で出題されています)。

 
本問の答え>○

解雇制限

 労基13-2
 使用者は、労働者が「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行
う労働者の福祉に関する法律(以下、「育児・介護休業法」という)
の規定によって育児休業又は介護後休業をする期間及びその後30日
間は、当該労働者を解雇してはならない。

■■解説■■

 今年は3月からジャガイモを庭に植えてみようと思っています。
 
 なにぶん初めての経験なのですが、基本的なところは本を読んで大体
わかりました。普通の本には書いてないような注意事項は何か他にあり
ますか?。
 
 農業の心得がある読者の方からコメントをいただけますとありがたい
です。

----------------------------
 
 育児・介護休業法による育児・介護休業期間中は、労働基準法上の解
雇制限はかかりません。

 この点について、育児・介護休業法では

「事業主は、労働者が育児(介護)休業申出をし、育児(介護)休業を
したことを理由として、当該労働者に対して解雇その他不利益な取扱い
をしてはならない」

 という規定を設けていますが、これは休業期間中の解雇を禁止した規
定ではありません。

 この規定はあくまでも「育児(介護)休業申し出をし、育児(介護)
休業をしたことを理由として」
の解雇その他の不利益な取扱いを禁止し
ているだけであり、それ以外の理由による解雇については何も制限して
いません。

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 あくまでも労働基準法上の解雇制限は、みなさんもご存知のこの2つ

1、業務上負傷し、又は疾病にかかり療養のために休業する期間及び
  その後30日間

2、産前産後の女性が休業する期間(法第65条)及び
  その後30日間

 だけです。この期間は、「絶対的に解雇禁止」が原則です。

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 この「解雇制限」及び続く「解雇予告」の部分は、過去問がたくさん
あります。1つ1つが重要ですので、正確に押さえていきましょう。

 そのときは、必ず

  原則 → 例外

 この流れで押さえていってください。

 学習が進んでくるとどうしても例外ばかりに目が行ってしまって、改めて
「原則は?」と聞かれると(・・? となってしまうことが多いからです。
あくまでも、原則あっての例外なのです。

 
本問の答え>×

下請負事業の分離

 徴収(労災)11-10
 請負事業の一括が行われている事業において、下請負人をその請負
に係る事業の事業主とする厚生労働大臣の認可を受けるためには、当
該下請負人の請負に係る事業の概算保険料が160万円以上かつ請負
金額が1億9千万円以上であることを要する。

■■解説■■

 今週になって携帯電話をPHSに替えました。携帯から乗り換えると、
その音質の良さにまず驚かされます。やっぱり携帯「電話」なのですか
ら、テレビ機能やおサイフ機能ではなく、「電話」機能で各社勝負して
欲しいものです。

 そのうち「このケータイは、カメラもできます。テレビもできます。
GPSもできます。おサイフもできます。音楽プレーヤーもできます。
そして、なんと電話もできるんですよ」って冗談が本当になってしま
いそうですね。

----------------------------
 
 本問は、

  「概算保険料が160万円以上【又は】請負金額が1億9千万円以上」

 ですね。

 これに類するものが出てくる場所が、他に2か所あります。

----------------------------

1、有期事業の一括

  「概算保険料が160万円未満【かつ】請負金額が1億9千万円未満」

  「概算保険料が160万円未満【かつ】素材見込生産量が1000立方
   メートル未満」

2、有期事業のメリット制

  「確定保険料100万円以上【又は】請負金額が1億2千万円以上」

  「確定保険料100万円以上【又は】素材生産量1000立方メートル
   以上」

 この部分の試験対策としては、

        「かつ-未満」  「又は-以上」

 これを呪文のように覚えてください。

 それから金額も

   「100万円-1億2千万円」  「160万円-1億9千万円」

 とセットで押さえてください。

 この辺りのひっかけ問題は、ほとんど数字や接続詞を入れ替えで作ってき
ますので、これで乗り切りましょう。

本問の答え>×

在職老齢年金

 厚年14-10
 60歳台後半の在職老齢年金制度においては、老齢基礎年金は、
支給停止されず全額支給される。

■■解説■■

 またもや1日早い更新です(途中から読み始めた方のために解
説しますと、一応「月、水、金」の更新予定です)。

 意外と盲点なのかなという問題です。

        老基には在老の調整はかかりません。

 しっかり覚えておいてください。

 では、また次回(^_^)/~というわけにもいかないので、在老につ
いて少しお話を。

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 話し出すとキリがないところなので、ポイントだけ。

1、まずは、「~64歳」と「65歳~」とを、完全に分けて考え
  てください。

2-1、比較的シンプルなのは「65歳~」の在老です。
    「総報酬月額相当額」や「基本月額」といった言葉は、
    何を意味しているのかをまずしっかり押さえてください。
    これが??ですと、テキストを読んでいても結局??に
    なってしまいます。

2-2、大きく分けて3つの場合があります。
    A 支給停止にならない場合
    B 段階的に支給停止になる場合
    C 全額支給停止になる場合

    計算式が出てくるのは、Bの場合だけです。支給停止
    調整額という言葉が覚えにくければ、具体的に「48
    万円
」と数字を入れてまずは計算式を覚えてみましょう。
    慣れてきたら「支給停止調整額」という言葉に置き換え
    ていきましょう。

3、「~64歳」の在老も上と同じく3つの場合があります。
   A 支給停止にならない場合
   B 段階的に支給停止になる場合
   C 全額支給停止になる場合

   特にこちらはBの所で計算式が4つも出てきて\(^o^)/と
   なってしまうのですが、こちらも支給停止調整開始額に
   「28万円」、支給停止調整変更額に「48万円」と入れて
   計算式を書き直してみましょう。

総報酬月額相当額   基本月額      支給停止額(月額)

 48万円以下   28万円以下    (総+基-28万円)×2分の1

   〃       28万円超      総×2分の1

 48万円超    28万円以下     (48万円+基-28万円)×
                        2分の1+(総-48万円)

   〃       28万円超       48万円×2分の1+(総-
                         48万円)  

 *計算式中、「総」とは総報酬月額相当額、「基」とは基本月額
  のことです。

 テキストに出てる文章より、ほんの少しだけ覚え易くありませんか?。

 実際の年金相談では、ほとんどの方が一番上の式で対処できます。
まあせいぜい出てきて2番目の式までで、3番目4番目の式を使う
方というのは報酬が高い社長さんくらいのものでレアケースと言え
るでしょう。

 平成16年問7で具体的な計算問題が出題されましたが、1番目
の式を使って解く問題でした。一度に4つ覚えようとすると頭が
「ポンッ!」ってなりそうな方は、まず1番目と2番目の2つを押
さえてみてください。小さなことからコツコツと、です。

本問の答え>○

被保険者に関する届出

 雇用13-2
 労働者が適用事業に雇入れられて被保険者となった場合、事業
主は、その者が被保険者となった日の翌日から起算して10日以
内に、その事業所の所在地を管轄する公共職業安定所の長に、雇
用保険被保険者資格取得届を提出しなければならない。

■■解説■■

 今日も1日早い更新です。

 各科目で届出期限(~日以内)については、なかなか覚えるこ
とができないという方が多いのではないでしょうか?。

 一つの覚え方として、原則→例外という形で押さえる方法があ
ります。

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 例えば今回の雇用保険について見ると、

 まず原則として

          10日以内

 これを押さえます。

 それから、例外として

          翌月10日

 のものが2つ(資格取得届と区分変更届)。

          速やかに

 のものが1つ(氏名変更届)。

 こうすれば、テキストに載っている全ての届出期限を覚える必要
はありません。覚えなければいけないのは、原則と例外の3つだけ。
例外以外は全部原則とおり「10日以内」と答えておけば、試験対
策としては十分でしょう。

----------------------------

 これだけでは少し味気ないので、もう少し。どうして資格取得届
は勤め始めて「10日以内」ではなく、「翌月10日まで」とゆっ
くりの提出でよいのか?。

 雇用保険では、原則として、勤めて6か月以上たたないと辞めた
後に基本手当がもらえません。そうすると、

 「そんなに慌てて届出を出さなくてもいいですよ。どうせしばら
く勤めないと、本人は辞めた後にお金はもらえないんですから」

ということなのかなと思っています(あくまでも私見です)。

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 同じように氏名変更届が「速やかに」となっているのかというと、
例えば結婚して苗字が変わりましたというような場合、別に期限を
切ってまで早く届けてもらわなくても構わないんですね。

 仮に苗字が変わったって本人は本人で変わりないわけですから
(当たり前の話ですが)、その人に関する権利義務についてはなん
にも変わらないわけです。

 例えば、辞める時に旧姓の離職票を会社からもらってそれを持っ
て職安に行ったとします。職安で「名前が違いますが…」って言わ
れても、「いや、私結婚したんで」って、そこで戸籍謄本なりを見
せれば、離職票の人物が本人と同一人であることは十分確認できる
わけです。

 だから「速やかに」と、「まあなるべく早く出してよね」という
ことになっているのではないかと思います(これも私見です)。

----------------------------

 本問は「10日以内」ではなく、「被保険者となった日の属する
月の翌月10日まで」です。

本問の答え>×

支給の繰上げ

 国年11-5
 寡婦年金の受給権は、受給権者が繰上げ請求により老齢基礎年金
の受給権を取得したときは消滅する。

■■解説■■

 1日早い更新です。

 以前にも書いたかもしれませんが、国民年金は社会保険労務士
試験の科目の中では、比較的ドル箱になる科目です。基本的な部
分からの出題が多く、合格者の平均点も高いです。過去問を見て
いただくと、それがおわかりになると思います。

 厚生年金が難題が多いですので「国年10点+厚年10点=
20点の7割(2科目トータルで14点)をめざす」と考えると、
比較的ラクな気持ちで厚生年金にも取り組めるのではないでしょ
うか?。

*もちろん厚生年金の択一の足切りには要注意です。私は自分が
 受験したときに、択一厚年が足切りぎりぎりでヒヤヒヤしました。

----------------------------

 さて、この問題ですが、この部分は本当に頻繁に出題されてい
ます。過去7年間でも、平成11年、12年、13年、16年、
17年とほぼ毎年出てると言ってもいいかもしれません。

 こういう問題は「絶対に」解けるようにしてください。できれ
ば考える間もなくすぐ解けるようにするのが理想です。こういう
ところで浮いた時間を他の問題へ回しましょう。

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 繰上げでポイントとなるのは、以下の4点。これだけは、最低
押さえましょう。

1、繰上げ請求あった日に受給権が発生
  →実際の支給は請求あった日の属する月の翌月から

2、一度繰上げすると、一生減額されたまま
 (減額率が1月あたり1,000分の5)

3、寡婦年金との関係

4、付加年金・振替加算との関係(更に、この両者の対比)

 これ以外にも昨年は、20歳前障害基礎年金との関係、任意加入
との関係も出題されています。いずれも(寡婦年金との関係もそう
ですが)、

   繰上げ請求した人は、65歳に達したものと扱われる

 という考えが基礎にあります。

本問の答え>○

遺族補償給付

 労災13-4
 遺族補償給付を受けることができる遺族は、労働者の配偶者(婚
姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者
を含む)、子、父母、孫、祖父母及び兄弟姉妹(妻以外の者にあっ
ては、一定の要件に該当する者に限る)であって、労働者の死亡の
当時その収入によって生計を維持していたものに限られる。

■■解説■■

 この問題は、まずは答えから。答えは、「×」です。

 完全にひっかけ問題です。問題文の最初をよく見ていただくと
遺族補償「給付」となっています。

 そうです。遺族補償給付には、年金と一時金があります。一時
金の方は、生計維持要件のない者でもOKですよね。

 こういうのにひっかかるとめちゃめちゃ悔しいですよね。「わ
かってたのに~」ってやつです。

 こういうひっかけ問題を出す割には、一方で毎年「ちょっと表
現として不正確?」っていう問題も平気で出してくるんですよね。

 そこで今回は、表現が不正確な問題に対する対策について少し
お話をいたします。

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 表現が不正確な問題の対策として、「比較」という方法をここ
でご紹介します(ちなみにこれは私のオリジナルではありません。
ある資格試験の講師の方が以前言っておられたのを聞いて、なる
ほどと思ったことです)。

 「比較」とは?

 択一問題は、必ず5肢択一で出題されます。例えば、

 Q1 ……誤りのものを選びなさい。  

 A これは間違いなく○
 B 確かにこう言われると×だけど、そこまで深読みして答え
  るべきなのかよくわからない。
 C これはたぶん○
 D これはたぶん×だ。
 E これは間違いなく○

 問題を解いていて、こんな状況になってしまった場合。答えは
BかDということで両者を「比較」します。

 両方のうち「より誤りの選択肢」を答えとする。これが「比較」
です。両方誤り(らしい)ということであれば、より誤り度の高
い方を答えとしておくということです。

 その時に、同時に問題を作った人の気持ちに立って「この人は、
どっちを正解として答えて欲しいのだろう?」
ということも考え
てあげるとより正解に近づけると思います。

----------------------------

 表現が不正確な問題について毎年ブーブー文句ばかり言ってい
る人がいますが、こと受験生の立場からすればそれは決して得策
ではありません。

 社会保険労務士試験のための勉強というものは、一言で言って
しまうと「問題作成者が示す枠に、自分を合わせていく作業」
す。問題作成者が「これをクリアーしたら合格」という形で枠を
提示してくる(試験問題)わけですから、受験生としては「自分
をその枠に合わせる」ことができれば合格なのです。

 いくら知識が豊富であろうが、この枠に自分を合わせられない
人はいつまでたっても合格できません。

 「社会保険労務士試験の試験勉強は、学問(研究)ではありま
せん」。
学者になるための試験ではないのです。

 問題作成者に落ち度があって不適切な表現になっていたとして
も、こちらは自分を殺してそれに合わせていくしかないんですね、
悲しいことですが。文句ブーブーは合格してから言ってやりまし
ょう(笑)。

---------------------------
  
 上に書いた「比較」という手法は、普通に問題を解く時にも
使えますよ。

 大体5つの選択肢のうち2つに絞れることが多いと思います
が、どうにも最後の選択ができないときに両者を「比較」して
みてください。どっちがより誤り(又は正しい)なのか?(無
意識にやっている方も多いと思います)。

 二者択一の5割の確率を、少しは上げることができるはずです。

本問の答え>×

標準報酬月額

 健保16-1
 毎年3月31日における標準報酬月額等級の最高等級に該当する
被保険者数の被保険者総数に占める割合が100分の5を超える場
合において、その状態が継続すると認められるときは、政令で等級
区分の改定を行なうことができる。

■■解説■■

 この問題に関連して、報酬月額等級表についても注意しておいて
ください。特に、厚年との違いについて。

         健 保         厚 年

       1級~39級      1級~30級   

     (98,000~980,000円)  (98,000~620,000円)

-----------------------------

 この問題は単純に「100分の5」が誤りで「100分の3」と
いうことですが、ここはやはり登場する数字に要注意だと思います。
 「100分の3」の他にも、「3月31日」、「100分の1」、
「9月1日」などを他に入れ替えて誤りという問題は簡単に作るこ
とができます。

-----------------------------

 ここで、等級区分の改定の仕組みについて簡単に説明します。

1、3月31日現在で、最高等級(今なら39級)に属する被保険
 者の数を数えてみると、全体の100分の3(つまり3%)以上
 いて、その状態がこれからも続くと認められる。

2、1の時に、例えばまず39級の上に40級を新しく作るとしま
 す。

 イ)新しい40級に属することになる被保険者が全体の100分
  の1(つまり1%)以上いるかをまず調べてみます。
   
 ロ)1%以上いれば、40級を作ります。
   1%以上いなければ、40級は作りません。

 ハ)40級を作った場合、同じように41級に属することになる
  被保険者が全体の100分の1(1%)以上いるかを調べてみ
  ます。

 二)1%以上いれば、41級を作ります。
   1%以上いなければ、41級は作りません。

 ホ)41級を作った場合、同じように42級…(以下略)

 こんな感じで最高等級を追加していくことになります。

-------------------------------

 更に、ここのところは「厚年における等級区分の改定」との比較は
要注意でしょう。まるっきり仕組みが違っています。

本問の答え>×

契約期間

 労基11-2
 期間の定めのある労働契約は、一定の事業の完了に必要な期間を
定めるものであれば、3年を超える期間を定める労働契約の締結が
可能であるが、その上限は4年である。

■■解説■■

 『「期間の定めのある労働契約」とか「一定の事業の完了に必要」
とか「3年」とか、聞いたことあるなあ。なんか正しそう…かな?。
○?』

 そう考えてしまったあなた。そういうあなたを出題者は落とそうと
しています。

 もちろん問題の中には中途半端な記憶で解ける問題もあります。
しかし過去問で何回も出題されているような分野(いわゆる、大事な
ところ)では、中途半端な記憶はかえって間違いを誘います。

 出題者もそこのところは分かっていて、きちんと記憶していないと
間違えるように、それらしいキーワードを散りばめたひっかけ問題を
作ってきます。「しっかり覚えてない人は、きちんと覚えてからまた
来年いらっしゃい」と言わんばかりに。

 ただ今の段階で、こういう問題にひっかかってしまったからといっ
て悲観的になる必要は全くありません。むしろ、今の段階ではどんど
ん過去問を解いて、ひっかけ問題にひっかかって自分で体で覚えてい
ってください。
 専門学校などの授業で「こうやってひっかけてきますから注意して
ください」という話を聞いたとしても、実際のところ頭で覚えるより
練習で自分の体で覚えるのが一番有効です。
 注意して頂きたいのはただ1点です。

  1度ひっかかった問題には、2度ひっかからない。

  2度ひっかかった問題には、絶対3度ひっかからない。

*****************************

 契約期間のところは、ちゃんと順を追って1つずつ覚えて
おけばそんなに難しくはありません。

1、まず、契約期間には「期間の定めのない契約」「期間の定め
 のある契約(有期契約)」
があります。

 「期間の定めのない契約」とは、簡単に言えば、定年まで働くこ
とを前提に結ばれる労働契約を考えていただければ良いでしょう。
 これについては、期間の制限はありません。基本的に、いつでも
従業員は会社を辞めることができるからです。

 これに対して、「期間の定めのある契約」とは、例えば「3か月
だけうちの会社で働いてください」といったように、期間が決めら
れている(有期)労働契約をいいます。
 これについては、原則として、契約期間中は従業員は勝手に会社
を辞めることができません。言葉は悪いですが、会社に縛られちゃ
うわけです。ですから、労働基準法で、あまりに長期な有期労働契
約は認めないとしたのが、この条文の趣旨です。
   
2、有期労働契約については、2つに分かれます。

 イ)一定の事業の完了に必要な期間を定める有期労働契約

   例えば、山奥で10年かけてダムを造る工事をしますという
  ような場合に、この人がずっといてくれないと仕事ができない
  というような技師を雇うとしましょう。
   途中でこの人に「や~めた」って言われたら困るわけです。
  ですから、このような場合については、契約期間の制限はあり
  ません。
   事業の完了までに必要な期間(それが何年でも)の契約を結
  ぶことができます。

 ロ)イ)以外の有期労働契約

   これについて、みなさんご存知の3年とか5年という話がで
  てきます。詳細は、各自のテキストをご覧ください。

-----------------------------

 この問題は、上の分類で言えばイ)とロ)をごちゃ混ぜにして
作られているということがお分かりいただけたと思います。

本問の答え>×

あけましておめでとうございます

 お久しぶりです。これからまた試験日(8月27日予定)までよろしくおつ
きあいください。

 平成18年は、みなさんが社会保険労務士試験に合格する年です。「合
格できたらいいな」ではなく、「絶対合格する」って思ってください。合格する
といいですよ。

 1、まず周りの人に自慢できます(笑)。一つのことをやり遂げたという達
  成感は、必ずみなさんの人生にプラスとなるでしょう。

 2、ひととおりの自慢が終わった後も、専門家として一目置かれる存在と
  なることができます。資格を持つと、専門分野についてたとえ同じことを
  言っていても周りの人がその言葉から感じる重みが違ってきます。

   例えば、テレビに出ている橋下弁護士でも、見た目はただのにいちゃん
  (失礼)って感じですけど、「弁護士」という資格があるから、彼の法律
  に関する発言には信憑性があります。仮に彼と同じ格好をした弁護士で
  ない人が、橋下弁護士と同じ法律に関する発言をしても「ほんまかいな?」
  って一瞬思っちゃいますよね。

  注)もちろん試験に合格しただけでは、ただスタート地点に立っただけです。
   合格後も試験勉強以上の勉強を続けていかなければなりません。
    また資格を取ったからそれでメシを食えるかということ、これも全く別
   の問題です。メシを食える食えないというのは知識の問題ではなく商売の
   問題ですから、例えて言えばラーメン屋さんを開業した時と同じです。流
   行るラーメン屋さんもあれば、潰れるラーメン屋さんもある。そこそこ美
   味しくても潰れてしまう店もあれば、マズくてもなぜか潰れない店もある、
   ということです。

 3、最後に、今年合格した方がいいという、ある意味最も大きな理由。それは
  法改正です。社会保険労務士試験はとにかく法改正が多いのです。今年
  正解として暗記したことが来年は間違いになる。こんなこともよくあります。
   ですから、一番ラクなのは実は1回で合格することなのです。何回も暗記
  し直さなくていいですからね。

  ぜひ、今年合格しましょう!

 では、そのためにこれからどうすればよいのかということですが、

 これから5月のゴールデンウィークまでは、基礎固めに励んでください。毎回
同じことを言いますが、受験1回目の方はまず択一の過去問です。これをどんど
ん解いていって、自分の基本テキストに書き込みをしてオリジナルテキストに仕
上げていく。この作業をしてください。

 2回目以降の方は、まず昨年自分に何が足りなかったのか、これを把握してく
ださい。択一で40点以上得点できた方は、基礎は十分だと思いますので、苦手
科目に少し力を入れてみるとか、選択で足きりになってしまったということなら
ば選択対策をしてみるとか、日頃の勉強に自分なりの工夫を加えてみましょう。

 2回目以降であっても、択一が30点台だった方は、まだまだ基礎力不足です。
択一の過去問は十分学習していますか?。過去問であれば、大体8~9割は
正解できる位に持って行ってください(もちろん今すぐということではなく、5月頃
までにということです)。

 次回から、いつもの過去問解説に戻ります。

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