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社会保障協定

厚年13-1
 社会保障に関する日本国とグレートブリテン及び北部アイルランド
連合王国との間の協定により、日本国の領域内において就労し、かつ
保険料の納付義務に関する連合王国年金法令の規定の適用を受ける
者であって政令で定める者は、厚生年金保険法で定める適用事業所に
使用される70歳未満の者であっても厚生年金保険の被保険者になら
ない。

■■解説■■

 明日月曜日の分です。申し訳ありません。

 まず、「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」って
なんだよ?ということですが、これはいわゆる「イギリス」のこと
です。「イギリス」の正式名称が、「グレートブリテン…(略)」
なのです。
 じゃ普通に「イギリス」って書けよってみなさん思われるでしょう。
私もそう思います(笑)。なんなんでしょうね、こういうのは。こ
れが地理の試験ならともかく…。

 現在、日本は以下の4か国といわゆる社会保障協定を結んでいます。
古い順に ドイツ イギリス 韓国 アメリカ です。

 社会保障協定とは、簡単に言ってしまうと、例えば日本人サラリー
マンが仕事で外国に派遣されたような場合に、その人が母国である日
本の年金制度と、派遣先の外国での年金制度の両方に入らなくても
いいよ(言葉を変えれば、片方の国の年金制度だけに入ればよい)と
する取り決めです(もちろん、逆に外国人が日本に来るような場合も
同様です)。
 これがないと、両方の国の年金制度に保険料を支払わなくてはなら
なくなり経済的に大変です。

 日本 -------‐‐‐厚生年金------------- 
 

     派遣開始               派遣終了

 外国   *‐‐‐‐派遣先の国の年金制度‐‐‐‐‐*
 
      *この間、両国の年金制度に二重加入となる*

 更に、ドイツとアメリカとの間の社会保障協定では、上に書いた「年
金制度への二重加入の防止」
に加えて、「年金加入期間の通算」も認め
られています。
 つまり、日本で年金に加入していた期間と、外国の年金に加入してい
た期間を合わせて、日本で年金をもらう時の期間にカウントしてくれる
ということです。

 日本 *‐加入(5年)‐*‐‐未加入‐‐*‐加入(7年)‐*

 外国          *‐加入(6年)* 

 このような場合、日本での5年+7年(12年)と外国での6年を
合わせて、18年間年金加入期間があるものとして年金がもらえると
いうことになります。

 今後平成18年度中に、上記4か国に加えて、フランスベルギー
との協定発効が予定されています。またカナダとも平成18年度中に
協定に署名が予定されており、オーストラリア、オランダ等とも現在
交渉中です。

 より多くの国とこのような協定が結べるといいですね。

本問の答え>○

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