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最初の勉強方法-2

 月曜日の続きです。

 選択式については、過去問をやっても数がしれて
ますので、市販の選択式問題集を繰り返しやると良
いでしょう。
 実は勉強が進んでくると、択一式よりも選択式の
方が恐いと思えてくるはずです。択一式は各科目
10問出ますから自分の不得意分野が出題されても
その1問を捨てれば良いだけなのですが、選択式は
各科目1問しか出されませんので、たまたま出題さ
れた分野が不得意だと0点ということにもなりかね
ません。
 ですから、なるべく多くの問題をこなしておくこ
とをおすすめします。

 とりあえず、来年の4月頃までは以上のやり方で
各科目の基礎固めに励むことが大切です。

〔市販のものでオススメの書籍〕

・基本テキスト
 「出る順社労士 必修基本書」(LEC)
 「真島のわかる社労士」(住宅新報社)

・過去問題集-一問一答形式
 「iDE条文順過去問題集」(iDE社労士塾)

 勉強が進んできたら

・過去問題集-分野別形式
 「真島のわかる社労士過去問」(住宅新報社)

・選択式予想問題集
 「出る順社労士 選択式マスター」(LEC)
 「真島のわかる社労士選択式徹底整理」(住宅新報社)

最初の勉強方法-1

 今日は過去問解説はひとまずおいて、「社会保険
労務士試験の勉強を始めたんだけど…」という方に
向けて、最初どうやって勉強を進めて行けばいいの
かを書いてみたいと思います。

 まず揃えて頂きたいものが、3つあります。

1、基本テキスト 
2、択一過去問(一問一答形式)
3、選択式予想問題集

 基本テキストは、よっぽどヘンテコなものでない
限りなんでも結構です。本屋さんに行くとたくさん
の種類が並んでますので、その中から読んでみて自
分にあっていそうなものを選んでください。資格学
校に通われている方は、そこのテキストでも構いま
せん。
 この基本テキストは、試験日までずっと使ってい
くことになります。試験の勉強をする時は、常にこ
れを横において、過去問を解いたり、答練を受けた
り、とにかく何をする時もこれを参照して自分なり
に書きこみ等をしてオリジナルテキストを作ってい
ってください。

 勉強を始めて最初何をしていいのかわからない時
は、とにかく択一の過去問を解いていってください。
過去問題集には、一問一答形式、分野別形式、年度
別形式と色々ありますが、最初は一問一答形式のも
のが良いと思います。これは問題集の左ページに過
去問が肢別にバラバラになった文章が出ていて、右
ページに正誤と解説が出ている形式になっています。
 これをテキストを読むのと平行してどんどん解い
ていってください。まずテキストを全部読んで理解
してから…なんて悠長なことを言っているとすぐ時
間が経ってしまいますので、とにかくテキストを読
みながら同時並行でどんどん問題を解いていくこと
が大切です。

 長くなりましたので、次回は水曜日に。

未支給の保険給付

厚年12-1
 保険給付の受給権者が死亡したとき、その死亡した者に
支給すべき保険給付でまだ支給していなかったものがある
場合に、その者と生計を同じくしていた配偶者、子、父母、
孫、祖父母、又は兄弟姉妹が、自己の名において、その未
支給の保険給付の支給を請求することができる。

 未支給の保険給付については、まずそもそもこれはどん
な場合に発生するかを理解しなければなりません。

2月   3月   4月    5月    6月
-------------------------
        2・3月分が
        支給されて
        受給権者死亡

 この場合、年金は死亡月(4月分)まで支払われるため、
4月分が「未支給」となって残ります。これをどうするか
という問題が、未支給の保険給付の問題です。

 いわゆるハイ・シ・フ・ソン・ソ・ケイも大事ですが、
もう1つ。「自己の名において」。ここもポイントです。 

 労災、雇用、国年にも未支給給付の規定は出てきますの
で、学習が進んできたら各科目横断しておいてくださいね。

答え>○

被保険者

雇用15-2
 パートタイム労働者等の短時間就労者であっても、1週間の
所定労働時間が15時間以上であり、かつ1年以上引き続き雇
用されることが見込まれるならば、被保険者となる。

 「15時間以上」ではなく、「20時間以上」で被保険者に
なりますね。

 少し関連事項を横断します。健康保険では、どうでしたか?。
健康保険では、1日又は1週間の所定労働時間「及び」1か月
の所定労働日数が通常の労働者の4分の3以上(ですから、
一般的には週30時間以上働く労働者になると)で被保険者と
しなければならないという取扱がなされています。

 もう1つ。労働一般で出てくるパートタイム労働法では、短
時間労働者について「1週間の所定労働時間が、同一の事業所
に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比し短い
労働者をいう」とされており、何時間以上というような時間の
要件がついていません。注意しておいてください。

答え>×

被保険者

国年15-1
 第2号被保険者及び第3号被保険者は、住所が外国であっても
被保険者となる。

 年金です。年金(特に厚年)は苦手にしてらっしゃる方が多い
科目です。私もそうでした。実際私が受験した時は、危うく択一
の(笑)厚年で足切りになるところでした。
 苦手科目については「とりあえず過去問の範囲だけはおさえよ
う」を当面の目標にされてはどうでしょうか?。いきなり難解な
部分に突入していっても玉砕するのが関の山ですので、徹底的に
守りの学習をするということです。
 ありきたりかもしれませんが、「年金がアッという間にわかる
本」
(真島伸一郎著・住宅新報社・1890円)は比較的読みや
すいです。

 この問題ですが、1号、2号、3号のそれぞれの要件(国籍要
件があるかないか、20歳以上60歳未満の要件がついているの
はどれか、国内居住要件がついているのはどれか、など)につい
ては、過去問頻出分野です。それぞれしっかり区別して整理して
おきましょう。
 こういう確実に拾える所を確実に拾っていくという当たり前の
ことの積み重ねが、じわじわ効いてくるものなのです。

>答え ○

通勤災害

労災13-1(法改正補正済)
 通勤とは、労働者が就業に関し、次に掲げる移動を、合理的な経路
及び方法により行なうこと(業務の性質を有するものを除く)をいう。
 1、住居と就業の場所との間の往復
 2、厚生労働省令で定める就業の場所から他の就業の場所への移動
 3、前記1に掲げる往復に先行し、又は後続する住居間の移動(厚
   生労働省令で定める要件に該当するものに限る)

 今年の法改正事項です。社会保険労務士試験の大きなポイントが
「法改正」です。法改正された部分は、改正の翌年又は翌々年にか
けて出題されることが非常に多いです。日頃独学で学習されている
方も、法改正部分は、資格学校の単発講座などで情報を仕入れてお
くことをオススメします。

 過去問を見ていくと、ある年だけとても細かく出題されている分
野があります。「こんなことまで覚えなければいけないのか?」と
ブルーになるのですが、ある年だけ集中的に細かく出題されている
場合は、そこが前年又は前々年に改正されていることが多いです。
それ以降の出題がパタッと途絶えているような場合は、出題者が、
法改正にちなんで細かい問題を出しただけという感じがしますので、
あまり気にする必要はないかと思います。

 問題解説にいきます。条文に、2、3が追加されました。
2は、例えば昼間はA社、夜はB社と2つの勤務をかけもちしてい
る労働者が、A社からB社へ移動する最中にケガをしたような場合、
3は、単身赴任の労働者がいま住んでいるマンションではなく、実
家から出勤するような場合、
 をイメージして頂くとよいと思います。

 通勤災害については、くどいほど何度も出題実績がありますので、
この改正も来年要注意だと思います。

>答え ○

任意適用事業所

健保11-4
 事業所が任意適用事業所の認可を受けるときは、
被保険者となるべき者の3分の2以上の同意を得
る必要がある。

 社会保険労務士試験は暗記の性質が強い試験で
す。「覚えてもすぐ忘れてしまう」というのが、
みなさん共通の悩みでしょう。
 その対策としてオススメしているのが、いまメ
インで学習している科目と同時に複数科目を平行
して学習していく方法です。例えば、1時間学習
時間がとれる時に、45分はメインの科目、残り
は別の科目をサラサラと見直すのに充てる、とい
うようにしておくと、比較的記憶が長持ちするは
ずです。
 是非、お試しください。

 さて、任意適用の要件ですが、各科目共通の主
なポイントは以下の3つです。

 1、労災とそれ以外の保険(雇用、健保、厚年)
   で任意加入・適用取消の要件が違うこと。

 2、労災以外の法律では、入るとき2分の1、
   やめるとき4分の3、という数字。

 3、2分の1とか4分の3を数える時に対象と
   なるのは、被保険者となるべき労働者(入
   るとき)又は被保険者である労働者(やめ
   るとき)だけであるということ。

>答え ×

労働条件の原則

労基12-1
 労働基準法第1条は、この法律で定める労働条件の基準
は最低のものであるから、労働関係の当事者はこの基準を
理由として労働条件を低下させてはならない旨定めるが、労
働条件の低下が社会経済情勢の変動等他に決定的な理由
がある場合には、これに抵触するものではない。

 今日から重要な過去問解説をしていきます。月・水・金
の週3回をとりあえずの目標として始めます。

 まずは、労基。毎年問題文に長文が多い科目です。
「これで疲れてしまって後が・・・」という方も多いでしょう
が、それでは出題者側の思うツボですので注意しましょう。
「労基は後回しに解くことにしてるよ」なんて方もいらっしゃ
います。各自工夫してみましょう。

 この問題、キーワードは「この基準を理由として」という
部分。「この基準を理由として労働条件を低下させては
ならない」。「なら、この基準を理由としなければいいのね」
というお話です。

 まあ落ち着いて考えると、いまある労働条件を一切低下
させてはならないなんてこと法律が定めるわけないですよね
(もちろん労働基準法で定める基準以上での話です)。そん
なこと言ったら、リストラも賃金カットも何もできなくなっちゃ
います。みなさんが社長だったとしたら、「そんな・・・」って
言いたくなりますよね。
>答え○

 今日は1問だけです。次回もこんな感じでいきます。

はじめまして

今日からブログを始めました。まだまだ慣れないことも多いですが、

よろしくお願い致します。

社会保険労務士試験について、思いつくままに書いていく予定です。

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